『We Are The Night』
The Chemical Brothers
英・07/6月・Electronica/Dance
95年にケミカル・ブラザーズのデビュー・アルバム"Exit Planet Dust"(さらばダスト惑星)が出たとき、すぐにレコードを買ってきて自宅のターンテーブルに乗せた。
いかにも部屋に篭ってそうな2人組が、頭の中で鳴ってる音をCDに納めたら、結果的に世界のダンスフロアを踊らすことになった
・・・みたいな佇まいが素敵だった。
デビュー・アルバム"Exit Planet Dust"には"One Too Many Mornings"という美しい曲があって、これはそれまで世にあった、所謂ロック系のバラードとは全く違うトランス状態に連れて行ってくれた。
こんなのって無かったんです、それまで。
うるさい曲も多く、全部趣味があう訳じゃないけど。
時は流れて07年。
We Are The Nightというタイトル、そしてこのジャケット。
"The Pills Won't Help You Now"は07年夏、無限リピートでした。
そういえば、このアルバムをリリースして来日した07年のFUJI ROCKでは、3日目の昼、俺らがグリーンステージ脇で寝そべってるすぐそばを、エドとトムが歩いてた。
その晩21:30からは、この2人で3万人のオーディエンスを熱狂させた訳だけど、その6時間前、昼過ぎの2人は普通~のお兄ちゃん達だった。
散歩がてら他のステージを見に行ったんだと思うけど、そんな時も2人一緒なのが、なんか良かった。