『ファミリー・ツリー』
"The descendants"
監督:アレクサンダー・ベイン
脚本:アレクサンダー・ベイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
原作:カウイ・ハート・ヘミングス
2011年・米
浮気する男がいれば、浮気する女もいる。
でも、もし妻の浮気が判明し。
しかも、その妻は目下、事故にあって昏睡状態だとしたら?
じわじわと死別の時が迫る、そんなタイミングだとしたら?
その時、男は、迫り来る妻の最期をどんな風に迎えるだろうか。
そんなシリアスすぎる設定の本作。
メロドラマだったら、こんな設定、もうB級もB級だ。
しかし、いざ始まると抑え気味なテイストが良い。
妻・エリザベスを必要以上に美化して、お涙頂戴にしたりしないのだ。
唯一、本作の中でやり過ぎかな?と思う箇所がある。
ある人が、昏睡状態の妻を尋ねて
「あなたを許します」
と言うシーンだ。
許す、許さないは別として、女性はあまりあーいう行動をしない気がするなぁ。
本作のジョージ・クルーニーは観たことがないくらい良い。
(とか言って、ホントは『オー・ブラザー!』の方が良い。テヘ)
ハワイでの生活はパラダイスだろうって、皆が言うけれど。
酒飲んで、サーフィンしまくってるんだろうって、羨ましがる奴もいるけど。
とんでもない!
サーフィンなんて15年もしてない。
ハワイにいれば、生活はいつも笑顔に満ちていて、悩みは無いとでも?
映画冒頭、クルーニー演じる主人公、マットがつぶやく台詞だ。
分かるけどね。
分かるけど、でもさぁ。
例えばニューヨークの寒空の下だったら、同じエンディングには成りえなかった。
やはりハワイの自然と気候にはマジックがある。
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