『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

夜間飛行 欧州便 (ロンドン編:ラフトレードで物色チュウ)

2017-06-09 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう

俺の場合はレコード屋にこもると、たちどころに心の安定がもたらされます。

まあ、俺の精神はもともと常に安定してんだけどネ。

Notting Hill付近は昔通った学校もあるので、よく足が向く。

Rough Tradeに行くと、あんなに狭いのに、地下も含めて毎度1時間は籠ります。

学生時代にも京都のSuper Milkとか大阪のTime Bombに行くと、数時間過ごしたもんでした。

そんで、今回の収穫は・・・。


ダン・オーバックは、米ナッシュビルのシンガーソングライター。

これは6月2日に発売された、なんと8年ぶりのソロ2作目。

え、ブラック・キーズのフロントマンとして9回もグラミー獲ってる人の新譜買うの珍しいって?

俺もう、そういうキャラ辞めたのよ。

辞職ってことだね。

総辞職だわ。

オーバックは、このわずか10曲33分の本作を作る為に、200曲も作曲したんだって。

確かに捨て曲無しなんだけど、でも、200曲から厳選したった!っていう気負いは不思議と感じられない。

そこがイイの。

ちょっと明るいヤツ一曲聴いてみてチョ。

Dan Auerbach - Shine On Me


いやー、ドンピシャ過ぎて試聴しながらウ〇コ漏れちゃったぜ。

2010年代のジョージ・ハリソン。

そう呼ぼうよ、みんなで。

顔はアル中にしか見えないけどね。


もう一枚は、6月2日に発売されたベンジャミン・ブッカーの2枚目。

ブッカーはニューオリンズのシンガーソングライター。

なんでラフ・トレードの試聴機の一番いいとこに置いてあるかって言うと。

ブッカーは2014年にラフ・トレード・レーベルからデビューした大型新人なのです。(米国ではATO Records)

そうだなぁ、1曲聴くなら特別ソウルフルなビリーブがいいね。

Benjamin Booker - Believe


やっぱ、恰好いいヤツはビリーブをバリーブって発音するよね。

この間、俺も英語の会議で真似してバリーブって言ってみたけど、え?なに、ポリープ?みたいな反応しか返ってこなくてね。

泣いた、久々に。


さてさて、なんでイギリスに居るのにアメリカのアーティストばっか買ってんのかって?

実はこの2枚、そのまま今週のラフ・トレードのレコメンドなんです(笑)

まんまとお持ち帰りで。

でも、信用してんの、この店。

店員も皆いいヤツだし。


追伸:

土曜日はポートベロ・マーケットに居たんだよ。

ロンドンブリッジの辺に行く予定が、たまたま電車が止まっててね。

気持ちの良い午後だった感じ伝わるでしょ↑

朗らかな陽気で、風もちょうど良くてね。

あそこに居たみんなが、土曜の午後を楽しんでた。

俺も、一人だったんだけど、なんだかワクワクしながら歩いてたんだよね。

だけど、もし電車が動いててバラ・マーケットに行ってたら、全く違う土曜日になってただろうね。

女の子が刺された時、自分がそばに居たら助けられただろうか。

きっと、大したことはできなかっただろうね。

テロってのはどんどん近づいてきてる。

昔から頭のおかしい人が道行く人を刺したりすることって、あるにはあった訳だよね。

でも、今は、あの行為に対してテロっていう名前がついちゃったでしょ。

名前ってのは、思ってるよりもずっとずっと強力なものだ。

一旦あるモノゴトに名前がつくと、その名前が曖昧だったモノゴトの入れ物になって、形をつくってしまうからね。


<熱帯雨林>

Waiting on a Song
Nonesuch
Nonesuch

 

Witness
Imports
Imports

 

Witness [解説 / 歌詞対訳付き / ボーナストラック追加収録予定 / 国内盤] (RTRADCDJP840)
Beat Records / Rough Trade
Beat Records / Rough Trade

 


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