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『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『月のひつじ』

2011-09-11 | Movie(映画):映画ってさ

『月のひつじ』
”The Dish”
監督:ロブ・シッチ
脚本:サント・シラウロ、トム・グレイスナー、ジェーン・ケネディ、ロブ・シッチ
2000年・豪


++++

1969年、アポロ11号が、人類初の月面着陸に挑もうとしていた。

宇宙飛行士、ニール・アームストロングとエドウィン・アルドリンは月着陸船イーグルで静かの海を目指す。

NASAは、この偉業の全世界生中継を計画していた。

しかし、スケジュールが変わり、月がアメリカの裏側にあって電波が届かない時間帯に月面着陸が行われる事になってしまう。


「人より羊のほうが多い」と言われる、オーストラリア、ニューサウスウェルズ州の田舎町パークス。

この町の天文台のパラボラアンテナに、思いがけず白羽の矢が立つ。

世界中が注目する世紀の瞬間は、人知れずパークス天文台のパラボラアンテナを経由して中継されることになった。

++++



好きなタイプの映画ですね、非常に。


俺は昔からこういう技術屋集団に憧れる習性があるのだ。

実際に就職してみて、技術屋にも本当にすごい人と、普通にすごい人と、鼻くそみたいな人と、干からびたお刺身みたいな人がいることを学んだけど・・・。

でも、技術論を熱く交わす男たちが好きである事に変わりはない、今も。



あとさぁ、パラボラの下にある管制局だけど、完全に部室だよね。

ああいう空間は良いですね。

「装置が操作できぬ者、入るべからず」という、あの雰囲気。


最近の日本の管制室は、もうちょっとオープンで、どでかいモニタで一括監視されてたりして、あの「部室感」ないんだよね。

やはり、男は部室に閉じこもってナンボですよ。


今、俺も、部室代わりに使ってる新橋のお店が沢山あるにはあるけど・・・。

装置並んでないからさぁ、ホルモンは並んでるけど。




一仕事終えたあと、パラボラの上に上がってコーヒー飲んだりすんのは、管制局員たちの素晴らしい特権だよね。

昔はよく、電波吹いてるときに男性の睾丸を直撃しちゃうと、将来、その人の家では女の子しか産まれなくなる・・・、と言われたもんですが。

真相は今もって闇の中。




「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」

という名言が、無事に世界に届いて、お疲れ、お疲れ。



<尼Ama孫Zon>

月のひつじ コレクターズ・エディション [DVD]
ロブ・シッチ,サント・シラウロ,トム・グレイスナー,ジェーン・ケネディ
パイオニアLDC

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