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Maniac

2019-12-03 | Weblog
今日はすげぇマニアックな話をします。

主題はマスタリングについて。

2000年代、世の中のポピュラーミュージックは音圧戦争に突入しました。

端的に言うと、どれだけ音がデカいか、迫力があるか。

この戦争は熾烈で泥沼化し、様々に形を変え、世のスタンダードを変えた。

そして世界はレコードやCDからストリーミングが主流となった。

それがあってかどうかはわからないけれど、音圧戦争はひと段落し、マスタリングは多様化していった。

あ、これあくまで個人的なアレだからね?

それくらいのテンションで読んでよ?

まぁ、何にしても他の曲に比べて音が小さいことのメリットは個人的に見当たらないので、ワタクシ自身はアルバム内で音量のばらつき(割とタブーとされる)があろうが、曲が持つ良さを最大限に活かせる音量を目指してマスタリングすれば良いや。

と考えておりました。

だからこそ、わたくしはミックス中(各楽器やボーカルの音量バランスや、音色の調整)にマスタリングツールを既に起動してたわけです。

ここで疑問が。

誰にも楽曲制作の手ほどきを受けず、センス一発の完全我流のレコーディングとミックス、マスタリング。

マスタリングっちゅーのはこれで合ってるのか?

第一線で活躍する海外アーティストと比べてもやっぱり小さめの音量。

スタンダードを知らないのはツライ。

かと言って習えるモンでもない。

そもそもコンピューターミュージック(昔みたいにテープに録音したりしてない)なので、数字やグラフで音量等が見える現代。

数値の上では一流アーティスト共と差は無い。

だけれど、ここで一番の問題は、視覚情報(数字やグラフ)と聴感上での音量に大差があるということなのです。

そうなると全く手法がわからない。

しかし不思議なもので、コツや技術が熟達すると自然と一流アーティスト共に寄ってくる。

これは普段聴いてる音楽にかなり影響を受けるもんなのです。

それはまぁ仕方無いし、別に良いとしているわけです。

ここでいくつかのパターンに分けて考察した

①そもそも技術不足
これは改善の余地あり。まだまだひらめきと実験を繰り返せばなんとかなるじゃろ。

②そもそも機材不足
これは嫌。機材って高価なんです。あと人間不思議なモンで、道具に頼りすぎるところがある。
キライ。最低限で最高以上のパフォーマンス出してなんぼ。金にモノ言わせるのは好かん。

③根本的にやり方が違う
誰にも習ったことないし、師事を仰いだこともない。
じゃあ仕方無い。新しい方法を見つけるまで頑張れオレ。

④それ以外
死亡。

ってことで①と③を進めましょう。

出来ることはやってるつもりなので、めんどくさがってることをやって、選択肢を潰す方法へ行きます。

上述したミックス上でのマスタリングと、2MIXしてから新しくプロジェクトを立ち上げてやってみる(一旦マスタリングをしていない状態で書き出して、あらためてマスタリングをする)これににいかほど差が出るのかをテストします。

ちなみにリサーチしたところ、後者が普通らしいっす。知らんけど。

ここで考えられる差は3つ。

①マスタリングツールの個体差

②コンピュータの負荷によるツールのパフォーマンスの差

③2MIXを24bit/44.1khz(いわゆるハイレゾ)で書き出した


①は説明不要でしょ。ラーメン屋ごとに味が違うが如し。

②は忙しく無い店で本気で作ったラーメンと、クソ忙しい時に作ったラーメンに味の差があるかも?の様子。

でもこれはPCのスペックにもよるよね。きっと。店主の腕に寄るが如く。

③はわかんない。ミックス状の処理形態(ハイレゾレベルかそうで無いか)が不明のため。

ちなみにハイレゾの聴き比べして差がある無しは議論があるらしい。

違うって人とそうで無い人がいる。だからこれは俺の問題。言い方が良いからここは、まぁ、ねぇ。



ちなみにマスタリングツールとされるものは2つ持ってるので、4パターンでやってみる。

一個一個の有意差はわからないので最低限で4つっていみね。

ミックス上マスタリングツールをつかう、2種

2MIXをつくあらためて軽負荷の状態でマスタリングする、を2種


レッツテスト

ちなみにこの記事書きながらリスニングしてます。

あぁ。違いはすこーしありますね。

マスタリングツールの個体差は設定に対しての効き具合の問題で、聴感で設定することでかなり近いとこまで行けるね。

ところが、ミックス上と2MIXでの差は高い音に差がある(気がする)。

それどころか音が細やか(な気がする)。

これは新しい発見だ(と思う)。l

こういう手間隙を使って手に入れた情報を幾重にも積み重ねて出来上がるわけです(確信)。


音楽って難しいんです。

結局気がする、とか思う、みたいなことなんです。

これをいかに積み重ねるか。で自由度が上がり、独自のものになっていくんだよね。

めんどくせぇ。

けど最高ですね。

マニアックというかなんというか。

人の言うことはまず実験するべき。

疑ってるんじゃなく、自分にとってどうか?だと思うんだよね。

徹底的に人の真似した次の段階だけど。

それが結局一番早いんじゃないかな。

さて12/10の神戸、12/22の四日市。

新曲やって爆ぜ散らかすか。




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