このワッフルトレーナー、アウトソールにワッフルソールではなく、ハニカムソールが付いています。
工場の職人さんが試作で作ったのか、はたまた新製品用のプロトタイプなのか、、、サイズが5 1/2 なので、サンプルという可能性は低そうです。
70年代終盤の日本製に見られるこのサイズスタンプの、下のアルファベット表記もしっかりとした、製品の証でしょうか。
見えにくいですが、この靴にも爪先にサイズスタンプがありました。肉眼では見えにくいこの印字に愛しさすら感じてしまうとゆーのも考えものでしょうか。
この靴の、さらに不思議な点はヒールカップの作りにあると思いました。
少し小さい作りになっていて、そのひずみが歪みにつながって来ているのでしょうか、、、
メンズ展開のそれと比べると、少しゆがんでいるのもわかると思います。
ただ、スエードの立ち、細かく丁寧な縫製、圧着、どれにせよ日本製の気品溢れるスニーカーなのは間違いありません。
工場の人が、余ってる素材で休憩時間に作ったのか、、、
はたまた、社の命を受けての作品なのか、、、
今は知る由もないありませんが、今でも現役の柔らかい素材、軽量設計されたボディに古き良き時代の面影を感じることができる。それだけで、私は満足してしまうのです。
special thx
Takafumi Saito
aka da president of Lime as vintage sneaker repair shop