作詞家 てるきた しゅういちの徒然日記

作詞家 「てるきた しゅういち」の作品紹介ブログです
作品以外にも大人のための旅日記を載せていきます

(作詞)うたかたの心

2013-12-23 14:27:42 | 作詞
「美しい日本語を使いたい」

そんな気持ちから書いた歌詞です。
そのために美しい日本の言葉を集めた
辞書を買い、勉強をして、情景が
浮かぶような言葉を紡いでみました。

私の中では一番心をこめて書いた歌詞
かもしれませんね。

作曲家の翼さんがそのイメージを
大切にしてきれいなメロディをつけてくれました。


うたかたの心


作詞 照北 秀一
作曲 翼さん

美しい草木が綾なす薄暑(はくしょ)の中
朧(おぼろ)げな水面(みなも)に映った
群青(ぐんじょう)の影が
泡沫(うたかた)の心にも見える

ただ寄り添いたくて
ただ手を握りたくて
ただ愛してると言いたくて

言葉は少ないけれど
口にすることが面映(おもはゆ)
かったわけではないよね
言い知れぬ不安の中でもただ
静かに見守ってくれた

奇跡という言葉では言い表せない
偶(たま)さかな出逢い
成ろうことならずっと傍にいて
欲しかったけれど

儘(まま)ならぬことだから
遠くから静かに貴方を想う


紫陽花が色付き梅雨の晴れ間のうらうら
藹々(あいあい)と光って耀く
凛(りん)としている夢
細流(せせらぎ)の中に溶けていく

ただ触れ合いたくて
ただ頬に触れたくて
ただ唇を合わせたくて

どんなに辛い時でも
絆を大切にして
俺を守ってくれたね
決して派手な言葉はなくても
静かに支えてくれた

偶然など信じていなかったけれども
ゆくりなく出逢い
成ろう事ならずっと傍にいて欲しかったけど

儘(まま)ならぬことだから
同じ空の下から君を想う


----------転載禁止----------






最新の画像もっと見る

コメントを投稿