きっと後悔される日が来ると思います。
価値観の違いは、特に金銭にまつわる価値観の違いは辛いですよ。自分の身内に迷惑がかかりそうになったら、別れることでしか、身内を守れないですよ。
周りの大人たちの意見に耳をかさなかったことにきっと後悔されるでしょう。
母の思い出は、必ずしも楽しく美しいものばかりではない。
母は、昔ながらのお嬢様の典型で昔の専業主婦なので、世間知らずでデリカシーに欠け、ヒヤヒヤすることしばしばだった。
ユーモアがあり、楽天的で、姉御はだ。周りに持ち上げられ、悪く言うとイイ気になる。周りがホントは、どう思っているかなど全く気にしない。
他人には、自慢にしか聞こえないであろう、海外生活、数多くの海外、国内旅行の話。
周りには決して豊かな人ばかりではないのに。
娘に対しても、娘が言われたくないと思っていること、人生の汚点と思っていることを20年以上にわたり、言い続ける無神経さに辟易し、実家から足が遠退いていることに気付きもしない。
自分の言動はさておき、「邪険にしたら化けて出る」と。
結局は、面白い人でした。
母が生前「手がシワシワになってやんなっちゃう」と言ってました。
その時私は、「年だから仕方ないよ」とそっけなく答えていたことを思い出しました。
今になって、自分の手がシワシワになって、
あの時母は、ホントにやだったんだろうなってわかります。
ハンドクリーム、プレゼントしたのにもったいないって使ってなかったなぁ。
使ってみてよって言えばよかったな。
母が亡くなって三年。
母は幸せな人生を送ったと思っていたと信じています。
でも、残された者の悲しみは癒えません。しょうがない、どうにもならないことです。
父が亡くなった時、悲しみにくれる母を支えようと懸命で、努めて明るくしていたと記憶しています。
でも、今はただただ悲しい。