ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市大曲を往くー3(その5)

2017年07月04日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2017615日(木)

●歩いた所:宝門清水、田中、上高畑、古四王際、北村、小貫、前村、開谷地、北田、桜田、西根百年

●歩いたログ(道のり:7.5km

(以上の地図:国土地理院)

 「古四王際」に向かってさらに進み、「小貫」方面を振り返る。

📷012:「小貫」を望む2

 改めて大きな集落であると感じる。家並みの上に「鳥海山」が姿を見せている。

 緑の濃い田んぼの方に白いものがいくつか見える。写真を拡大してみるとどうやら鳥のようである。

 ところで、この鳥かどうかはわからないが、写真を撮って少し進むと、転作のために耕された田んぼの上を、大きな鳴き声を発しながら飛び回る大柄の鳥に出会う。「ケッ、ケッ、ケッツ、ケケケケケー」と鳴く。私を威嚇するようである。

 そこで、一週間ほど前の地元のテレビや「魁新報」で報道された地域の話題を思い出す。「旧神岡町」で、水を張った田んぼの中に巣をつくり、人が近づくと大きな声で「ケケケ」と鳴く、までは覚えていたが、「ケ」ではじまる鳥の名は思い出せない。帰ってから新聞記事を検索すると、「ケリ」ということがわかり、その写真をみると、白い羽根の先が黒くなっている。私が見た鳥も同じような羽根の色をしていたので、「ケリ」に間違いないと思う。この辺りにも巣を作っているのだろうか。

 「イオン大曲店」に向かう道から「開谷地」をカメラに収める。

📷013:「開谷地」を望む

 一面真っ平ら(といっても📷009で見たように緩い傾斜にはなっているが)な田んぼのど真ん中に集落が形成されている。

 「開谷地」は、文字通り谷地・湿地を拓いてつくられた地の意味である。それを実感していただくために、最後にS23年の航空写真(国土地理院)を掲げる。

 南北に「奥羽本線」が縦断している。左下の斜めの道は「旧国道13号線」。写真からは、「開谷地」が周辺の集落からほぼ等間隔の場所に、谷地を開拓して新しく作られた集落であることが容易に想像される。周辺の田んぼはすでに区画整理されている。また、「開谷地」を通る道は、当時、「古四王神社」すぐ南の踏切に向かって延びていたことがわかる。

 現在、「和合」のすぐ西側を「大曲バイパス」が通り、「イオン大曲店」が立地、さらに「大曲西道路」が開通して地域の環境は一変してしまった。

 なお、📷008に写る屋敷林の家は、「この辺下深井」の文字の北、鉄道に接するようにして東側に見える家で、鉄道を挟んで向かい側にある大きな屋敷は、📷007のところで記述した一軒家である。

 この後、バイパスを横断して車に戻る。

(終わり)

 ●ブログに掲載したログの累計(累計の道のり:166.2km)

 次回からは「仙北平野」を少し中断し、6月中旬に出かけた「秋田駒ヶ岳」の記事を掲載する予定です。


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