<「上原野」の大ケヤキ(2021年1月25日)>
●歩いた日:2016年3月24日(木)
●歩いた所
・四ツ屋:上水吞場、吉清館、小萱場、草刈野、草刈野上川原、八幡野、中台、川口、新屋敷、虎ノ口、中古道、上古道、上原野
●歩いたログ(足跡)(道のり7.3km)
(以上の地図:国土地理院)
(📷012の地点から)細い砂利道をさらに進むと道沿いに杉木立が連なっている。
📷013:「上原野」の道
「上原野(カミバラノ)」の家が見えてくる辺りから道は右左にカーブし、道脇にはびっしりと木立が立ち並ぶ。見るからに昔懐かしい道である。
木立のトンネルとくぐり抜けると、今度は家と家の間を道がまっすぐ延びている。
📷014:「上原野」の一角
この辺は生活道路なのでさすがに舗装されているが、昔の道の風情を色濃く残しており、昔の人が着物姿で歩いていても違和感がないような感じである。
この道は、かつては「上原野」から「古道」の十字路方面に向かう道の一つであったと考えられるが、車社会になって道路網が整備されてくると、ここに住む人々の生活道路になり、拡幅されることもなく舗装だけされたようだ。
家々の間を抜けると、車を停めてきたところから延びる道に突き当たる。突き当りのすぐそばにある大きな屋敷の一角に、「ケヤキ」の大木が聳える。
📷015:「上原野」の一角2
下の方は建物のかげになって見えないが、根元から何本も枝分かれして生い茂る見事な「ケヤキ」の木である。以前に「旧神岡町神宮寺を往く−4」のブログに掲載した、樹齢500年ともいわれる「宝蔵寺の欅」には及ばないかもしれないが、それでも300~400年位にはなると思われる。
木を見上げていると、この家の主と思われるおじ(い?)さんが道に出て塀際を掃除しているので話しかけてみる。「いや~、すごい木だな。樹齢はどれくらいだべ?」。「よくわがならねぇなぁー!」。「葉っぱが出てくる頃はきれいだべなぁー!」。「んだ(そうだ)、すごぐきれいだ。んだども(けれども)、冬の冷え込んだ時に霧氷がびっしり付いたのが、俺は一番きれいだと思う!。テレビ局でそれを写しに来たことある!」(秋田弁でご容赦を)との話。
この冬(2021年1月)、この話をふっと思い出し、行って撮って来た写真がこれ。
前の写真より少し下がって木全体を収める。うん!、霧氷の付着がいまいち少ない気がするが、なかなか見事だ。
(その5に続く)
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