「1年4カ月どれだけ長かったか」 旭川市長、第三者委の対応批判 いじめ最終報告答申
旭川市内の公園で昨年、中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん=当時(14)=が凍死した問題で、今津寛介市長は12日、いじめ被害の調査結果などをまとめた市教委第三者委の最終報告書を受け取り、「(諮問から答申の)1年4カ月が遺族にとってどれだけ長かったか」と厳しく批判した。市長は再調査実施を明言しなかったが、市長直属の第三者委として道内外から学識経験者や弁護士、精神科医ら5人程度を起用する方向で最終調整している。 市役所本庁舎2階の応接室。約30人の報道陣が集まる中、今津市長が市教委の黒蕨真一教育長から、第三者委の最終報告書と遺族側の所見書を受け取った。黒蕨教育長は、「報告書の内容を厳粛に受け止め、深い反省の上に立ち、再発防止策に全力を尽くす」と述べた