流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

自然エネルギー水力発電機器の詳細 ペルトン式

2007年08月22日 | 再生可能エネルギー発電タービン

自然エネルギーとして非常に有効な水力発電機器の中で、今日はペルトン式を3次元CADで設計した例を使用して説明します。

ペルトン式のタービンの理屈は非常に分かりやすく、下図のように先の尖ったホースの先から圧力の高い水が空気中にジェットとなって噴射され、それを受けるスプーン形状の多数の羽根(バケット)がジェット水の勢いを受け止めながらそらして回転力に変換します。ジェット水はエネルギーを失って左右下方に流れ落ちます。

国内・海外でもペルトン水車が適応出来る水力地点は限られていますが、ジェットノズルの数を増やしたり、ペルトンと似たターゴインパルス型を利用することで、このような衝動型と呼ばれている水力タービンの適応範囲も少しずつ増えています。

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