流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

毎分5万回転の高速遠心コンプレッサーインペラの5軸加工完成品

2018年01月22日 | 流体機械設計

毎分5万回転の高速遠心コンプレッサーインペラの5軸加工完成品です。

インペラ直径は80mmほどの小型のものです。

材質は耐熱合金であり、難切削材となり、加工には時間がかかります。

耐熱合金を使う理由は、このインペラで昇圧するガスが温度500℃以上となるからです。

インペラの出来上がりは写真のように切削加工終了時点で流体の通路面も悪くない仕上がり状態です。

<今日の流れ と今後についての思い>

今日は基本設計を行うプロジェクトがあり、集中して全体構成の検討を進めなければなりません。

我社では自分以外の全員が女性エンジニアであり、皆にやってもらう設計と解析の開発設計案件も新しく入った幾つかのプロジェクトの分担を今打合せしている状況です。

自分はそれらの基本設計、開発方針決定、プロジェクト開始前の開発データの事前整理、途中での適宜なアドバイスなどを行い、我社の女性エンジニアが良い成果を出せるように日々バックアップすることが仕事の中心となります。

そのようなことをしていると何だか研究室を取り仕切る先生になったようにも感じることもありますが、全てのプロジェクトが数ヶ月の短期間で確実な成果を出さなければならないものばかりなので、やはり企業の代表としての働きが要求されます。

今後なるべく作業の自動化が出来る部分はプログラミング化を行うことで、開発設計時間の短縮が行えるように考えています。

その為には、以前行っていた設計ツールプログラミングを改めて思い出し、最近のアプリ開発環境に習熟して、C#,C++,Python,JavaScript,HTML,CSSの勉強が必要で、更にモデルベース開発の導入やシミュレーションビューワーとしてのGame Engineの利用など、やるべきことは多いのですが「60の手習い」と思い頑張る予定です。

 

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