流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

34年前に設計製作した海水用渦巻きケーシングフランシス水車350kw

2018年07月19日 | 再生可能エネルギー発電タービン

34年前に設計製作した海水用渦巻きケーシングフランシス水車で、軸出力が350kwです。

渦巻きケーシング入口口径が700mmなので割りと大きめな水力タービンとなります。

フランシス水車比速度は150程度となり、流量可変のガイドベーンの操作は珍しいエアサーボ駆動となっています。

エアサーボになっている理由はエア源が豊富にあるプラント内で使われるので使用しています。

発電所プラント内で使用している海水の圧力を使用して回る水力タービンとなっていますので、この渦巻きケーシングフランシス水車の渦巻きケーシングはSUS316Lとなり、その他部品もほぼステンレス製となっています。

タービン入口出口差圧は約3気圧で海水流量は毎秒1.3m^3ほどであったとおぼろげながら覚えています。

タービン効率は非常に高くほぼ90%有りました。

あれから34年間この水力タービンは運転されていて現在も現役の発電装置です。

<今日の流れ>

午前中はいつものようにブログ書きとメールなどへの対応から開始して、各プロジェクトの担当者からの相談を受け、アドバイスや判断をしています。

それが一段落したらタービン設計に入ります。

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