流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ドローンの設計、流体解析、構造解析となる一連の設計過程事例

2019年01月22日 | ドローン・空飛ぶ車の設計

ドローンの設計、流体解析、構造解析と連なる一連の設計過程事例です。

次がクアッド型ドローンを3次元設計した図となります。シンプルな形状として設計した、脚引き込み機能を持ったドローンです。

次が設計したドローンの飛行性能を求める流体解析の結果です。

各プロペラが上方から空気を吸い込み、流れに旋回を与えながら下方に送り出す様子が流れ流線で見ることが出来ます。

ドローンの中心部は解析結果を見ると空気の流れは少なくなっていて、各プロペラは主にプロペラ外側から空気を吸って下方に出すので、プロペラ回転面では均一な空気流れにはなっていないことが分かります。

次がドローンの飛行時強度を確認する為の構造解析用メッシュを作成した図です。

構造解析の精度を上げるために、かなり細かい解析メッシュを生成しています。

次は構造解析計算を行ったドローン全体の応力分布を示しています。

ドローン構造解析においてドローンに加える力は、流体解析で求めたプロペラに加わる流体力とプロペラ回転での遠心力、そしてドローン下方への自重を設定して、複合構造解析を行いなるべく正確な構造解析としています。

<今日の流れ>

午前中は来客での打ち合わせがあります。

午後は書類作成に集中したいです。