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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆限界突破×サバイバー(シングルCD)〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬427

20171025日、「氷川きよし32枚めのシングル」として「限界突破×サバイバー」がリリースされました。25日のテレビサイズ(ホップ)→826日のフルサイズでの配信(ステップ)からの完成形(ジャンプ)になります。

https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COZC-1387-8.html

歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=ZW7gqSBQ4VI

 

シングルCDを試聴して論評される近田春夫さんが「考えるヒット」で取り上げてくださいました。

曰く

この曲はアニソンとして大変よく出来た作品である。

演歌とは全く違う洋楽フィールドのビート、リズムを、演歌歌手氷川きよしが見事にコントロールしている。むしろ水を得た魚といっていい歌いっぷりっある。

聴けば聴くほど、演歌を歌う時のあのクセのある歌い方/発声とはかけ離れた、自然体の唱法。実はこちらがシンガー氷川きよしの本来の姿かもしれない。

 

そうした感想を述べられた後、「この曲が新曲だということは、(演歌中心の)ステージではどういった扱いになるんだろうか?」

「氷川きよしのお客さんは九割方がおばあちゃん。ドラゴンボールの世界を受け入れてくれるのか?或いはこの曲は、『これからは高齢者は切り捨てますよ』という宣言なのか?」

と疑問を呈されたのです。

 

近田さんの最後の疑問は、ある意味とても示唆的です。

このコラムを読んだ時は、「近田さん、切り捨てるだなんて大袈裟な」と反発したのですが、表現方法は違えど、「限界突破×サバイバー」が後々「Kiinaを支持していくか、リタイアするか」という選択のある意味"ふるい"の役割を担うことになったのは間違いありません。

ただしそれは「氷川きよしが高齢者を切り捨てる」のではなく「ドラゴンボールの世界に象徴される新しい方向を行く氷川きよし』をこれまでのファンが切り捨てるかどうか、という選別です。

歌手・タレントとファンの関係性は、どんな時も選ぶ主体はファンにありますから。

 

Kiinaがこれまでに歌手として歩んできた道は「氷川きよしにはこうであって欲しい」というファンの希望にどう応えていくか、と考えながら歩んできた道でした。

そこへ、もうひとつの全く違う道が指し示されました。Kiinaが等身大の自分をさらけ出しながら自分自身も楽しんで歌える道です。そこに「限界突破×サバイバー」がありました。

「この先、どっちの道を選ぶ?」と自分自身に問いかけて、Kiinaは「限界突破×サバイバー」の道を選択しました。その先にどんな困難が待ち受けていても、です。

それを「ファンへの裏切り」「わがまま」と非難した方もいましたね。

それはおかしい。

「歌手としてどんな道を歩むか」の主体は、あくまでも歌手本人です。ファンでもスタッフでもありません。

そして、それを支持するかどうかの主体はファンにあります。「自分には合わないな」と思ったら降りればいいだけのこと。

とてもシンプルなことなのです。

 

こうして7年後に、この時の「考えるヒット」を読み返してみると、近田さんの指摘はどれも的を射ているし、予言者でもあったんだなぁとも思います。

やはり近田さんは天才なのだと改めて思います。

コメント一覧

りえ
kiinaが限界突破サバイバーを発表された頃 それまでの私はいつかポップスを歌って貰えないかなぁ…と考えていました。元々はポップス志向の私は彼の登場で一瞬で大ファンになり、あれから22年間追い続けています。それが朝のアニメ番組で新しいドラゴンボールの予告編と曲を聴くなり胸が高鳴りました!これって必ず売れる!そう…確信したのでした…それからは皆さんも良くご存知の流れとなりましたね。
サファイア
チャチャチャさん、
>好きな応援する人は一人でなくても良いと思うし本当に流動的な世界だと思います。
そうですね。 私はkiinaへの思いは決して変わりませんが、(人ではないですが)最近「鎌倉殿の13人」にハマってしまい(リアルタイムでもファンでしたが、また再燃)、Blu-rayの第参集と第四集(最終集)とサントラvol.3だけでなく、昨日「吾妻鑑(鎌倉殿の原作)」をくだけて面白く書いてると思われる本を注文してしまいました(笑)。

このように、好きなものはひとり(ひとつ)でなくてもいいと、私も思います♪
チャチャチャ
おはようございます。とねりこさん、せりさん、サファイアさん、私は今、ほんの短いファン歴ですが皆さんのお話しに同感です。kiinaのファンの中には演歌を歌う氷川きよしが好きな人とkiina本人が好きな人と二手に別れると思います。kiinaがデビューされる前は他の人の推し活をされていた方もいらっしゃると思います。kiinaに出会いkiinaの推し活に入り毎日楽しい日日を送られて来られた方々。
今、待っていらっしゃるファンの皆さんはkiinaが好きで身体を心配し、心を心配し顔を見るまでは死ねない(近所の80代のおばあちゃん)そんな方々が待っていらっしゃると思います。又、こんなカッコ良い人がいたんだと新たにファンになられた方も沢山いらっしゃいますね。好きな応援する人は一人でなくても良いと思うし本当に流動的な世界だと思います。
そんな世界でトップを走っていたkiinaがそれをリセットして後悔しない次のステップを選ばれた勇気に声援を送りたいと思います。ファン歴短い私が言うのも生意気かも知れませんが応援していける時までついて行けたら良いなと思います。
なお
私も同感です。
せり
おはようございます。とねりこさんのおっしゃる通り、まったく同感です。歌手としてどんな道を歩むかは歌手が主体、それを支持するかどうかはファンが主体。kiinaを丸ごと好き、演歌歌手のkiinaが好き、ジャンルを超えたkiinaが好きetc.それぞれ個々のファンの自由な選択にゆだねられることなんでしょう。こちら高齢者ですがどんなジャンルもOKで丸ごと受け入れ派です。
サファイア
>演歌を歌う時のあのクセのある歌い方/発声とはかけ離れた、自然体の唱法。実はこちらがシンガー氷川きよしの本来の姿かもしれない。
私もそう思います。 「kiinaの自然な姿」だから、私も遅まきながらファンになったのだと思います。

>新しい方向を行く氷川きよし』をこれまでのファンが切り捨てるかどうか、という選別
>「歌手としてどんな道を歩むか」の主体は、あくまでも歌手本人
>それを支持するかどうかの主体はファンにあります。「自分には合わないな」と思ったら降りればいいだけのこと。
上記の3つの引用も、まったくその通りです。
「他人」を変える事は出来ません。 私達にとって自由に出来る事は、「それを受け入れるか、否か」という事だけです。
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