アルバムカバー曲9曲めはディック・ミネさん「夜霧のブルース」です。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-34503-4.html
Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=qNbNQNvsCYE
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/230987/
昭和22年(1947)の松竹映画『地獄の顔』の主題歌として作られました。
四馬路(スマロ)は戦前外国人の租界があった上海の歓楽街、ホンキュ(虹口)はその対岸の日本人が多く住んでいた街だそうです。
映画は船員上がりのならず者だった男が主人公だそうなので、「夜霧のブルース」も孤独な男のムードたっぷりの曲ですよね。石原裕次郎さんや鶴田浩二さんがカバーされているのを聴いて、「なるほどなぁ」と思いました。
Kiinaは男らしい低音もサビの高音もしっかり出ていて、この曲の雰囲気をよく表現していると思いました。
Kiinaの張りのある高音はデビューの時から他の追随を許さないものがありましたが、「夜霧のブルース」はKiinaが実は低音もとても魅力的だということがよく分かる一曲になっていると思います。
この曲のKiinaの歌声は、本当に魅力的です。
本題から外れますが。
歌詞の3番の「男同志の合々傘で」のフレーズ。
この曲が使用された映画では当然洋服なのでしょうが、私は東映映画「昭和残俠伝」で高倉健さんが殴りこみに行く時に池部良さんが降りしきる雪の中「お供させていただきます」と番傘を差しかける、あの道行のシーンが浮かんできます。
「男同志の相合傘」が似合うのは、やっぱり番傘に着流しじゃないと(*^_^*)