アルバム8曲めはオリジナル曲「笛吹峠」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
2017年に逝去された仁井谷俊也先生が作詞された望郷演歌です。笛吹峠は全国に何箇所かありますが、KIINA.は「山梨県の峠」と説明しています。
描かれているのは、昭和30年代頃の情景ですね。東京へ行けば何者かになれると故郷を出た青年。夢は思うようにはならず、思い出されるのは子どもの頃のふるさとの風景。
でも彼の両親は「夢は何度も追えばいい」そのために一度帰っておいでと言ってくれるんですね。
望郷演歌と言っても、「別れの一本杉」に歌われているような帰るに帰れぬふるさとではありません。いつでも優しく迎え入れてくれるふるさとです。
KIINA.は「20年唄っていると、ふと立ち止まった時に故郷を思い出して、また自分を奮い立たせることがありますが、この歌はまさにそんな作品で、故郷を離れた若い人たちにも聴いていただき、幼少期を思い出して、また輝いてもらいたいな、という曲です」とお話ししています。
昨日ポストしてくれたKIINA.のインスタ。福岡がKIINA.にとってのこの歌の笛吹峠なのでしょうね。
ご両親のための帰郷であっても、そこは同時にKIINA.を温かく包みこみ、また自分を奮い立たせてくれる場所なのでしょう。