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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆雪月花〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬276

アルバム・オリジナル曲最後は「雪月花」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=HmU8nuL-NFc

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/138431/

 

「雪月花」という言葉はKiinaが好きで、前からこれをタイトルにした曲を歌ってみたかったと、FC会報のアルバム紹介でお話ししていますね。

元々は白居易の漢詩「寄殷協律」の中の一句から来ているそうですが

五歳優遊同過日 一朝消散似浮雲
琴詩酒伴皆抛我 雪月花時最憶君
幾度聽鶏歌白日 亦曾騎馬詠紅裙
呉娘暮雨蕭蕭曲 自別江南更不聞

 

日本の詩歌では大伴家持が万葉集に寄せた歌が始まりとされるそうです。

「雪の上に 照れる月夜に 梅の花 折りて贈らむ 愛しき子もがも」

 

雪と月と花。たった三つの漢字を並べただけで自然の美しさと時の移ろいをイメージさせることが出来る、何と強い力を持った言葉でしょう。と同時に「雪月花」という言葉が好きというKiinaもとても感性の豊かな人なのでしょうね。

 

そういうタイトルなので、曲のテーマは「男の生き様」系ではあるのですが、決して荒々しくはなくおおらかでゆったりとしたイメージになっていますね。演奏にも胡弓や琴が使われていて、曲調も柔らかです。

「嵐にも立ち向かっていくぞ」という若者の挑戦的な生き方でなく、「諸行無常の世の習いの中で、咲いては散り散っては咲く花のように自然の流れに任せて生きたいものだ」と。

胡弓の音色の効果もあって、まるで達観した仙人のようです()

 

「雪月花」と「春嵐」や「男花」とは一見対極の生き方のようだけれど、心に折れない芯を持っていることに変わりはありません。そしてKiinaはそのどちらも誰にも真似の出来ない説得力を持って表現することが出来るんですよね。

コメント一覧

みつこ
雪月花は漢詩や万葉集に由来する言葉なのですね。漢字は表意文字なので、一つ一つの漢字のイメージがあり、三つ重なるとそれだけで美しい景色が浮かびます。kiinaが歌った時着ていた衣装がキラキラと美しく氷の精のようでうっとりと観ていました。kiinaもご自慢の衣装だったのか、トークの中で氷の結晶が食品サンプルの氷をたくさん縫い付けてもらったとおっしゃっていました。衣装でも歌の世界を魅せてくれる歌手はkiinaだけですね。とねりこさん色々教えて下さっていつも勉強になります。ありがとうございます。
藪つばき
「雪月花」美しい言葉ですね。白居易の漢詞はとても私には読み解くことは出来ませんが、なんとなく雰囲気は分かるような気がします。
一番の~心意気~♪のところのきぃ~と伸ばすところの低音の声の響きがたまらないです。kiinaさんの声の良さが特に際立っている曲のように思います。詞と曲がとてもマッチしているのか、曲そのものが聴きやすく生き生きとして魅力のある曲のように思えて大好きです。
チャチャチャ
おはようございます。今日は「雪月花」綺麗な言葉ですね。漢文は縁のない学科だったのではっきりとは読み取れないのですが雰囲気は感じました。雪と月と花、たった三つの漢字でいではく先生の詞はとても綺麗な歌詞になっていますね。とねりこさんの仰る男の生きざま系と言われるように表に出す男らしさ、内面で表す男らしさ、どちらもしっかり自分の信念を曲げない男らしさを感じます。kiinaも心情に合っていたのかとても良い響きで歌われています。

又、胡弓や琴が使われていると、とねりこさんがお話されるまで琴の音を聞き落としていました。胡弓はすぐ綺麗な音色だと思ったのですが。
二胡は中国を代表する民族楽器ですが胡弓は日本の弦楽器だったのですね。特に沖縄で弾かれていますが、今まで区別が出来ていなかったかもしれません。
雪月花の胡弓でまた一つ勉強になりました。とねりこさん有り難うございます。
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