今日は母の命日でした。
一周忌の法要のために兄姉や娘と早い新幹線で帰省しましたが、盛岡の駅レンタカーで手続きをしていると、スタッフさんが「石割桜が咲いていますよ」と教えてくださったので、盛岡インターに入る前に裁判所へ立ち寄りました。
岩手県内も昨日は土砂降りだったそうですが、今日は北国らしい空気の冷たさは残っているものの、爽やかな晴天。
市内の駐車場にうまく車を入れられず、夫が「グルグル回ってくるから、ゆっくり観たらいいよ」と言ってくれたのに甘えて、満開の石割桜をゆっくり鑑賞しました。
Kiinaの歌に触発されて、"石割桜の樹"を見たことはありましたが、桜が咲いているのを見たのは初めてです。
新幹線で東北を北上すると、桜の咲いているところとまだのところの境界線がはっきり分かります。盛岡市はソメイヨシノはまだまだでしたが、石割桜は江戸時代に家老の屋敷の庭にエドヒガンザクラの種が飛んできたのが始まりだとか。ソメイヨシノより開花が早いのでしょう。
ソメイヨシノの華やかさや妖しさはないけれど、幹も枝も石を割って伸びるほどにたくましく、早春の青空の下、小粒ながら溢れんばかりに咲き誇るエドヒガンに素朴な生命力を感じずにはいられませんでした。
石を割ってでも伸びようとする樹木のたくましさ、神秘。たった今Kiinaにも見せてあげたい!