「靳・演歌名曲コレクション7-勝負の花道-」後半のカバー曲の1曲めは「みちづれ」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=45uZ_cTmpxM
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249636/
牧村三枝子さんの代表曲にして最大のヒット曲ですね。
この曲は、元々は渡哲也さんの持ち歌だったのを、同じレコード会社に所属していた牧村さんが「歌わせてほしい」と渡さんに直談判。なかなか売り上げが伸びないのを見た渡さんがご自分は歌わないことを決めたという有名なエピソードがあります。
結果、牧村盤「みちづれ」は100万枚を超える大ヒットとなり、牧村さんは紅白にも初出場を果たしました。相乗効果で渡盤も20万枚を超える売り上げを記録したそうです。
それほど演歌に詳しくない方でもどこかで耳にしたことがあるはずという、演歌のスタンダードナンバーの一曲ですね。
Kiinaは会報での解説で、この曲にまつわる不思議なエピソードをお話ししています。
「以前、夢の中で僕がこの曲を歌っていたんです。バッと目が覚めて『なんで歌っているんだろう』と思ったらのですが、ちょうどこのアルバムの選曲をしているタイミングだったので、歌えということかなあと思って」ということなのだそうです。
元々は男性歌手のために作られた、男性が主人公の曲を女性が歌ってヒットしたので、男女を問わず色んな歌手の方がカバーされています。
美空ひばりさんは敢えて低いキーで男歌として歌ってらっしゃいましたが、Kiinaは逆に随分高いキーで歌っているように思います。
とても声に張りがあって明快な発音で歌っているので、浮草のようにフワフワと頼りない人生を漂う二人にのようには聴こえないかな?(笑)。
でも、その強い声の張りが「どんなことがあってもふたりで生きていく」という主人公の決意を表しているようにも感じました。