アルバム・オリジナルの5曲めは「咲いてロマンティカ」です。初回限定盤のAタイプには「のんき節」と一緒に「咲いてロマンティカ」のMVがDVDとしてついていましたので、そちらのフルバージョン動画を。
https://m.youtube.com/watch?v=fj99uI0LiqI
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249637/
作詞は仲智唯さん。作・編曲は野中"まさ"雄一さん〜「男花」のカッコいい編曲をされた方で、AKBや坂道グループの楽曲のほとんどの編曲を手がけていらっしゃいます。
Kiinaのオリジナル曲の中には、いわゆるリズム歌謡と呼ばれるジャンルがあります。
「ときめきのルンバ」「虹色のバイヨン」「情熱のマリアッチ」「愛しのテキーロ」「酔わせてオルホ」、そして「咲いてロマンティカ」
ひとくくりに「リズム歌謡」と言っても、聴き手の私の受け取り方は少し違います。
水森先生の作曲された「ときめきのルンバ」「虹色のバイヨン」「情熱のマリアッチ」「酔わせてオルホ」は、あくまでも歌謡曲。それに対して「咲いてロマンティカ」は、私の中では完全にポップスのノりとメロディーです。
専門家ではないので、どこが違うのかはうまく分析出来ないのです。
恐らく歌い手のKiinaの問題ではなく(Kiinaはどんな曲でも完全にその世界に入っていけますから)、聴き手の私とリズム歌謡の相性の問題なのかもしれません。
「ときめきのルンバ」で言えば、「愛してルンバ♫」「愛してきよし♫」というコールアンドレスポンスに、どうしても「照れ」のようなもがあって100%は楽しめていない自分がいて。それが残念というか悔しいというか。
20周年の武道館コンサートでは、そんな曲もこんな曲もぜ〜んぶひっくるめてEDMサウンドにしてしまった演出がめちゃくちゃカッコよかったですね。
「咲いてロマンティカ」は、Kiinaのリズム感もセクシーな歌声も、とても気分良くノることが出来ます。
歌声も素敵ですが、MVの映像はもっと素敵です。
Kiinaのスペイン在住のお友だちと紹介されているフラメンコダンサーの松本良さんの、手の捌き、足のリズム、シルエットのように密やかに踊りながら強烈なインパクトを放つしなやかな体の動きも、歌うKiinaの華やかな存在を更に際立たせてくれています。
松本さんは、元々はバレエダンサーを目指してヨーロッパに留学、授業の一環として触れたフラメンコにたちまち魅せられ、それからはフラメンコ一筋に。アンダルシアのフラメンコ舞踊コンクールで1994年に外国人初の準優勝という快挙を成し遂げ、日本人でありながらトップダンサーとしての地位を築いてこられたそうです。
KiinaのMVには、文字通り友情出演してくださったんですね。Kiinaのためにわざわざ日本に帰って来られたのでしょうか。それとも折よく日本に帰国されていたのでしょうか。
このMVは本当はとても貴重な映像なのかも知れませんね。
追記:この曲、某Kii友さんが「ミ・カリーニョ(恋人)」のフレーズを大変喜んでいらっしゃいました。お名前が「ミカ」さんだったので(*^▽^*)