
発表当初は意外な真相だったかもしれないそれも、現代では現実に起こりつつある。
その事実が何よりも恐ろしい、予言書的一冊。
6月の土曜日の朝、ロンドンの超高級住宅地で住人32人が惨殺された。
高い塀と監視カメラに守られた住宅地で、殺されたのはすべて大人。
そして13人の子どもたちは何の手がかりも残さず、全員どこかへ消えていた。
誘拐されたのか?犯人はどこに
このあらすじの段階からオチが読める方も多いでしょうが・・・
「誰が」よりも「何故」が衝撃的。
まぁ、そういうこともあるのかもしれない・・・現代日本でも。
この著者の小説は初読。
巻末で紹介されたSF類の方が面白そうなので、読んでみようかな。
あと、『殺す』って、タイトルが微妙過ぎでは・・・
原題の『Running Wild』は非常にスマートなのに。
もっと巧いこと訳して欲しかったです。難しいでしょうけど。
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