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記憶

2007-01-17 | Weblog
12年。
長いようで短く、
昔のようで未だ記憶に新しく。

私の息子は、その年に生まれました。
彼の成長が、そのまま、時間の経過として、
肌で感じています。

今日、朝、売場では、
震災訓練が行われました。
私も小学生の頃は、訓練といえば、授業がなくなり、
ほんのちょっとラッキーくらいの感覚でした。

今、売り場にいる子達の中には、子供の頃、
戦慄を覚える揺れの中で、あの驚嘆する光景を、
目の当たりにした子も多くいます。

人の記憶とは、便利なものです。

記憶の断片を組み替えて、
自らがショートしないように、
制御しています。

それが時には、

風化という現象に繋がります。

夜、寝床につくときに、
次の日の朝、
地面が割れ、
ビルが倒れ、
町が焼け野原になる光景を想像する人はいません。

ですが、危機は管理できないところから、
前触れもなく、現れます。


人が天変地異を制御出来るなどは、絵空事。

私たちに出来ることは、

あの日の現実を伝え、
反省し、
学習し、
備えをする。

自分のまわりに、
笑い声がする事を、
少しでも、幸せに感じることが出来るように。



1月17日。


私にとっては、

とても大切な記憶です。

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