観客の応援について、書きたくなりました。
今日のブログのタイトルは、日刊スポーツのこの記事からあえてそのまま使いました。
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クルム伊達観客ため息連発に激高/テニス
<女子テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇第3日◇24日◇東京有明テニスの森公園◇シングルス2、3回戦ほか
42歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が観客に激高し切れた。
11年全米優勝で同17位のストーサー(29)相手に、第2セットのタイブレーク最初のポイントでダブルフォールト。その瞬間、クルム伊達の甲高い声が、会場中に響き渡った。「ため息ばっかり!!」。今大会前に、日本の観客が、ミスをするとため息をつくのがやる気を失うと、ブログに書いたばっかり。しかし、年齢層の高い女性ファンが多いため、この日も、ため息が連発され、クルム伊達の我慢の限界を超えた。
最後は集中力をなくし、3-6、6-7のストレートで敗れた。
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続いて、上の記事にも出ているクルム伊達選手のブログから抜粋。
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1年振りの東京での試合。
気持ちよくベストパフォーマンスは難しいかもしれないけど
ベストを尽くします。
プレーが気持ちよくできるよう
ため息のないサポートをお願いします!(笑+本気)
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応援について、杉山愛さんがこんなコラムを書いていますので紹介。
こちらも抜粋させてもらいます。
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観戦マナーも難しくありません。気をつけていただきたいのは、入場してはいけないときに移動したり、コートの後ろ側でガサガサ動いたりしないということだけです。選手としては、これからポイントが始まるというときに、視界に入る場所で人が動いているとどうしても気になります。ですから、プレーの準備に入ったときだけは、なるべく音を出さずに、選手が集中しやすい環境を作ってあげてください。
それ以外のとき、例えばウオーミングアップのときは観客席への出入りも自由ですし、選手がポイントを取ったときとか、後ろに下がってタオルを使っているときなどはどんどん声を掛けて、エールを送ってあげてほしいと思います。
ただ、サーブが始まる寸前まで声が聞こえていると集中しにくいので、「プレーに入るぞ」という雰囲気になったら、選手に自分の“間”を与えてあげてください。
選手には観客の皆さんの声や応援は本当に力になります。逆に、ちょっとミスが続くと会場がしーんと静まり返ってしまうことがありますが、選手もこの空気は苦手です。今の状況から脱出できないんじゃないか、という雰囲気になってしまうんです。
そこで、応援している選手、好きな選手がいる方は――または会場で好きな選手を見つけて――精いっぱい、応援してあげてほしいと思います。アンフェアでさえなければ、少しくらい片寄った応援でもいいんですよ。
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観客の応援がクルム伊達選手の直接の敗因とは思いませんし、それにあたってしまったようなクルム伊達選手の行為もよくなかったかもしれません。
でも心情的に、私はクルム伊達選手に同情してしまいます。
大した回数ではないですが、私は海外でテニスの大会を見たことがあります(アメリカの大会2つと全豪オープン2回、それにウィンブルドンです)。
日本の観客に1番欠けているのが応援している選手に声援を送ることだと感じます。おそらくツアーで最も観客席が静かなのではないでしょうか?(これをお行儀がいい、とプラスにとらえる人もいるかもしれませんが。)
昨日、森田選手の試合を見ていた時もそう思いました。
自分の国の選手がプレイしているのに、なんで声を出して応援しないのだろう?その方が絶対あと押しになるのに、と。私は特に森田選手のファンではないですけど(シャラポワと対戦したら非国民と言われようがシャラポワを応援します)、森田選手にはロブソン選手を破って欲しかったので何回か「がんばれ!」と声援を送りました。他にほとんど声かけてる人がいないので勇気はいりますね。でも周りの人も声を出したら自分ももっと声を出しやすかったでしょうし、(ちょっと短絡的だけど)大会ももっと盛り上がるんじゃないかなあ。
東レPPOが東京体育館で行われていた時はもっと静かでした。室内なのでシーンとしてるとちょっと咳が出たりしただけで目立ってしまうような状態でしたからね。
有明での開催になってからは屋外になったので、声を出すのも多少やりやすくなったように感じてました(まあ自分自身が声援を送ることに慣れて来たのかもしれませんけど)。でもまだまだ少ないです。決してみなさん応援してないわけじゃなく、昨日も森田選手がブレイクした時などは大きな拍手がありましたが、もっともっと声を出したらいいのにと思います(さっきも書きましたが、理由は声援の方が選手にとって、より大きな力になると思うから、というか信じているからです)。
それとも国民性として、サッカーや野球の応援のようにコールリーダーみたいな人がいないとダメなのでしょうか?
今日のクルム伊達選手の行動は「ため息ばかりじゃなく、声であと押しして欲しい!(地元の大会なんだから)」というメッセージなんだと私はとらえます。
もう10年くらい前かな。ジャパンオープンに松岡修造さんが盛り上げ役で来てくれて、選手への声の掛け方を会場の観客に教えてくれたんです。たぶんそういうのがもっとあっていいんでしょうね。
日本人選手にはまあなんでもいいですけど、名前と「がんばれ!」とか「一本!」とか言う場合が多いです。
外国人の選手には、英語で"Come on、xx(下の名前や愛称)!"が1番簡単。フランス人の選手ならCome onの代わりにAllez(アレ)、スペイン語圏の選手ならVamos(バモス)もありでしょうね。
ちなみにウィンブルドンのTV中継見てても、1番多いのが"Come on!"ですね。Come on, Andy!とかCome on, Rafa!とか。もちろんシャラポワには"Come on, Maria!"で大丈夫です。
P.S. 第1シードよ、さようなら!ヴィーナス・ウィリアムズが第1シードのアザレンカにストレート勝ち。また第3シードのエラーニも敗退しました。東レPPO、明日は3回戦、木曜日が準々決勝、金曜日が準決勝、土曜日が決勝です。もう1日くらい行きたいなあ。勝ち残ってる選手で応援したいのはヴィーナスとイバノビッチかな。
今日のブログのタイトルは、日刊スポーツのこの記事からあえてそのまま使いました。
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クルム伊達観客ため息連発に激高/テニス
<女子テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇第3日◇24日◇東京有明テニスの森公園◇シングルス2、3回戦ほか
42歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が観客に激高し切れた。
11年全米優勝で同17位のストーサー(29)相手に、第2セットのタイブレーク最初のポイントでダブルフォールト。その瞬間、クルム伊達の甲高い声が、会場中に響き渡った。「ため息ばっかり!!」。今大会前に、日本の観客が、ミスをするとため息をつくのがやる気を失うと、ブログに書いたばっかり。しかし、年齢層の高い女性ファンが多いため、この日も、ため息が連発され、クルム伊達の我慢の限界を超えた。
最後は集中力をなくし、3-6、6-7のストレートで敗れた。
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続いて、上の記事にも出ているクルム伊達選手のブログから抜粋。
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1年振りの東京での試合。
気持ちよくベストパフォーマンスは難しいかもしれないけど
ベストを尽くします。
プレーが気持ちよくできるよう
ため息のないサポートをお願いします!(笑+本気)
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応援について、杉山愛さんがこんなコラムを書いていますので紹介。
こちらも抜粋させてもらいます。
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観戦マナーも難しくありません。気をつけていただきたいのは、入場してはいけないときに移動したり、コートの後ろ側でガサガサ動いたりしないということだけです。選手としては、これからポイントが始まるというときに、視界に入る場所で人が動いているとどうしても気になります。ですから、プレーの準備に入ったときだけは、なるべく音を出さずに、選手が集中しやすい環境を作ってあげてください。
それ以外のとき、例えばウオーミングアップのときは観客席への出入りも自由ですし、選手がポイントを取ったときとか、後ろに下がってタオルを使っているときなどはどんどん声を掛けて、エールを送ってあげてほしいと思います。
ただ、サーブが始まる寸前まで声が聞こえていると集中しにくいので、「プレーに入るぞ」という雰囲気になったら、選手に自分の“間”を与えてあげてください。
選手には観客の皆さんの声や応援は本当に力になります。逆に、ちょっとミスが続くと会場がしーんと静まり返ってしまうことがありますが、選手もこの空気は苦手です。今の状況から脱出できないんじゃないか、という雰囲気になってしまうんです。
そこで、応援している選手、好きな選手がいる方は――または会場で好きな選手を見つけて――精いっぱい、応援してあげてほしいと思います。アンフェアでさえなければ、少しくらい片寄った応援でもいいんですよ。
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観客の応援がクルム伊達選手の直接の敗因とは思いませんし、それにあたってしまったようなクルム伊達選手の行為もよくなかったかもしれません。
でも心情的に、私はクルム伊達選手に同情してしまいます。
大した回数ではないですが、私は海外でテニスの大会を見たことがあります(アメリカの大会2つと全豪オープン2回、それにウィンブルドンです)。
日本の観客に1番欠けているのが応援している選手に声援を送ることだと感じます。おそらくツアーで最も観客席が静かなのではないでしょうか?(これをお行儀がいい、とプラスにとらえる人もいるかもしれませんが。)
昨日、森田選手の試合を見ていた時もそう思いました。
自分の国の選手がプレイしているのに、なんで声を出して応援しないのだろう?その方が絶対あと押しになるのに、と。私は特に森田選手のファンではないですけど(シャラポワと対戦したら非国民と言われようがシャラポワを応援します)、森田選手にはロブソン選手を破って欲しかったので何回か「がんばれ!」と声援を送りました。他にほとんど声かけてる人がいないので勇気はいりますね。でも周りの人も声を出したら自分ももっと声を出しやすかったでしょうし、(ちょっと短絡的だけど)大会ももっと盛り上がるんじゃないかなあ。
東レPPOが東京体育館で行われていた時はもっと静かでした。室内なのでシーンとしてるとちょっと咳が出たりしただけで目立ってしまうような状態でしたからね。
有明での開催になってからは屋外になったので、声を出すのも多少やりやすくなったように感じてました(まあ自分自身が声援を送ることに慣れて来たのかもしれませんけど)。でもまだまだ少ないです。決してみなさん応援してないわけじゃなく、昨日も森田選手がブレイクした時などは大きな拍手がありましたが、もっともっと声を出したらいいのにと思います(さっきも書きましたが、理由は声援の方が選手にとって、より大きな力になると思うから、というか信じているからです)。
それとも国民性として、サッカーや野球の応援のようにコールリーダーみたいな人がいないとダメなのでしょうか?
今日のクルム伊達選手の行動は「ため息ばかりじゃなく、声であと押しして欲しい!(地元の大会なんだから)」というメッセージなんだと私はとらえます。
もう10年くらい前かな。ジャパンオープンに松岡修造さんが盛り上げ役で来てくれて、選手への声の掛け方を会場の観客に教えてくれたんです。たぶんそういうのがもっとあっていいんでしょうね。
日本人選手にはまあなんでもいいですけど、名前と「がんばれ!」とか「一本!」とか言う場合が多いです。
外国人の選手には、英語で"Come on、xx(下の名前や愛称)!"が1番簡単。フランス人の選手ならCome onの代わりにAllez(アレ)、スペイン語圏の選手ならVamos(バモス)もありでしょうね。
ちなみにウィンブルドンのTV中継見てても、1番多いのが"Come on!"ですね。Come on, Andy!とかCome on, Rafa!とか。もちろんシャラポワには"Come on, Maria!"で大丈夫です。
P.S. 第1シードよ、さようなら!ヴィーナス・ウィリアムズが第1シードのアザレンカにストレート勝ち。また第3シードのエラーニも敗退しました。東レPPO、明日は3回戦、木曜日が準々決勝、金曜日が準決勝、土曜日が決勝です。もう1日くらい行きたいなあ。勝ち残ってる選手で応援したいのはヴィーナスとイバノビッチかな。
伊達さんの試合の日も居たのですが、他のコートの試合を観ていたので、知ったのは朝のニュースでした。
確かに東レは応援しにくい空気が漂ってます。(日本だから?)
でも1年の内、日本で応援してあげられる日は限られているのに、声援よりため息が多いのは残念な気がします。
海外の選手だって同じように嫌だと思うし。
もっと選手が気持ちよくプレイできるように観戦する側も気を付けなくてはと感じました。
ちなみに個人的にはブシャールを応援しています。(マリアを憧れの選手だって言っていたので)
しかし毎日行ってるとはうらやましいです、とまとんさん。
ケルバー、決勝進出ですね。この選手、実はまだちゃんと見たことないんです。