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森田剛主演『アナウンサーたちの戦争』あらすじネタバレ感想!

森田剛主演『アナウンサーたちの戦争』あらすじネタバレ感想!
事実を元にドラマ化した戦時中の日本放送協会とそのアナウンサーたちの活動。
2023年8月14日よる10時から11時29分までNHK総合にて放送。
『アナウンサーたちの戦争』あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

『アナウンサーたちの戦争』

■主演:森田剛
■脚本:倉光泰子
■演出:一木正恵
■放送:2023年8月14日よる10時~11時29分
 ※放送予定は変更になる場合があります



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『アナウンサーたちの戦争』キャスト

『アナウンサーたちの戦争』あらすじ・ネタバレ感想




『アナウンサーたちの戦争』キャスト

<日本放送協会アナウンサー>
●和田信賢(森田剛)
 全国的人気があった伝説のアナウンサー
 1934(昭和9)年入局
 “不世出の天才”と呼ばれた
 ヘルシンキ五輪実況、帰国途上パリで客死

●和田実枝子(橋本愛)
 和田信賢の同期で英語が堪能
 紫の和服をよく着て“紫の君”と呼ばれた
 開戦翌年に信賢との結婚を機に退職
 戦後、アナウンサーとして復帰する

●館野守男(高良健吾)
 開戦臨時ニュースを読み一躍名をあげた
 “アナウンサーは国家の宣伝者”
 インパール作戦に従軍し、姿勢が一変
 玉音放送を反乱軍の銃口から守ろうとした

●松内則三(古舘寛治)
 日本のスポーツ実況放送の原型を作った
 “電波戦”陣頭指揮
●今福祝(浜野謙太)
 関東大震災で両親と弟を亡くす
 長笠原と秘密裏にベトナムに派遣される
 偽ニュースで敵軍を攪乱
●長笠原栄風(渋川清彦)
 元々は集金係として入局した
 米良の指導を受けアナウンサーになる
 ベトナムから謀略放送を実施
●川添照夫(中島歩)
 「宣伝・情熱は危険だ」と苦言を呈した
 召集されフィリピンミンダナオ海で戦死
●チャーリー吉井(降谷建志)
 ハワイ生まれの日系アメリカ人2世
 日本放送協会が国際放送を開始
 英語アナウンサーとして来日
●志村正順(大東駿介)
 和田信賢の1期下
 戦後もNHKのスポーツアナとして活躍
 野球殿堂入りした
●中村茂(遠山俊也)
 二・二六事件では『兵に告ぐ』の名放送で投降を勧告したアナウンサー
 “淡々調アナウンス”を主導していた
●赤沼ツヤ(藤原さくら)
 和田実枝子とは同級生であり入局も同期
 愛称“ベティー”
 戦時中もアナウンサーを続けていた
 1945年3月10日の東京大空襲で死亡

<マニラ放送局職員>
●米良忠麿(安田顕)
 後輩から慕われ子供好き
 マニラ局でナンバー2
 1年で帰国するはずだった
 最後まで現地で放送を続けた
●青山正信(古屋呂敏)
 台湾放送協会から比島放送管理局に派遣
 米良総務部長の下で庶務・経理業務
 マニラ局残留班の唯一の生還者
●深尾重正(水間ロン)
 マニラ局放送部職員
 米良・青山の三人で最後の晩餐を食べた
 栄養失調で亡くなる

<放送技術>
●保木玲子(石川恋)
 1943(昭和18)年、18歳
 女子技術員第一期生40人の一人として入局

<情報局>
●下村宏(小日向文世)
 情報局五代目総裁
 「終戦のために就任する。
 殺されてもよい」
 ポツダム宣言受諾を働きかけた
 玉音放送を実現させた
●並河亮(眞島秀和)
 日本放送協会で海外放送を担当
 海外向け謀略放送「ゼロ・アワー」等の立案・実施に関わった
●水本吉郎(忍成修吾)
 第二部第三課長(放送担当課長)
 ラジオ放送の指導監督を行う

<出陣学徒>
●朝倉寿喜(水上恒司)
 早稲田大学生で野球部主将→特攻隊員

<そのほか>
●米良鶴子(河井青葉)
 米良忠麿の妻
 5人の子供を育てていたが三女が病死

●軍人(松本哲也、沖原一生、今井英二、嶺豪一)
●畑中少佐(中崎敏)
●上山(熊沢学)
●喫茶店の女(辻本みず希)
●捕虜(ペルシ)
●少年(山田海人、二ノ宮陸登)

語り:橋本愛



『アナウンサーたちの戦争』あらすじ

1941年12月8日、大本営からの開戦の第一報をアナウンサー・和田信賢(森田剛)が受け、それを館野守男(高良健吾)が力強く読み、国民を熱狂させた。
以後、和田も館野も緒戦の勝利を力強く伝え続ける。


同僚のアナウンサーたちは南方占領地に開設した放送局に次々と赴任。
現地の日本化を進めた。
和田の恩人・米良忠麿(安田顕)アナウンサーも“電波戦士”として前線のマニラ放送局に派遣される。
その頃、雄々しい放送を求める軍や情報局の圧力で女性アナウンサーたちは活躍の場を奪われる。


戦況は悪化。
和田は、大本営発表を疑問視し始める。
そんな和田と“国家の宣伝者”を自認する館野は、伝え方をめぐり衝突。
出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任された和田は苦悩する。
一方、館野はインパール作戦の最前線に派遣され戦争の現実を知ることになる。
戦争末期、マニラでは最後の放送を終えた米良に米軍機が迫り……。



『アナウンサーたちの戦争』ネタバレ感想

正直に言うと、こういうドラマに森田剛さんが出演するというのが未だにイメージできなかった。
既に退所されているとは言え元V6。
アイドルの印象が強くて、戦時中にナチスドイツにならったプロパガンダ戦に【声の力】で加わって国民の戦意を煽っていくことに苦悩する天才アナウンサー、という役どころがピンとこなかった。
まあ、だからこそ見たいと思ったのだけど。


見てみたら、森田剛さんの喋り方が和田信賢さんそっくりで驚いた。
和田信賢(森田剛)は目に入るものを実況していく練習を常に行っている。
古舘伊知郎さんのようなアナウンサーは戦時中からいたんだなあ。
和田はとても個性的な人物で、下駄で出勤したり、いきなり実枝子(橋本愛)に結婚をほのめかし驚かせている。
あれで結婚を決めちゃう美枝子。
昔の女性は思い切りがいいのね。


森田剛さんが出演されているドラマとかあまり見たことが無かったのだけど、こんなに泣かされるとは思わなかった。
精神的に追いつめられて出陣学徒の壮行会のアナウンスができなくなった場面、森田さんの演技に見入ってしまった。
アイドルやってたからってちょっとなめててごめんなさいって反省したわ。

和田の真似をする少年(二ノ宮陸登)の言葉が胸に刺さる。
「玉砕せよ」とかちびっ子に言わせたくない。
この少年、最後にもう一度登場する。
少年のひとことにグワッと目を見開いた和田の表情に恐怖心すら覚える。
あの子供の存在は、小さな子供に至るまで自分が言葉をもって煽ったのだという和田が犯した罪の表れなんだろう。


どんな時も見たままの事を冷静に伝える、が信条の中村茂(遠山俊也)は、今のNHKの糸井羊司アナウンサーみたいな感じかな?
落ち着いた言葉は、地震などの際、慌てている人々を安心させる。
感情的に言われたら恐怖心で、視聴者はますます焦ってしまう気がする。


天気予報の放送中止は何故だろう?
暗号に使うから?
今の時代に天気予報の放送を中止したら人が死んじゃうなあと思った。
天候に生活を左右される日本において天気予報は何より重要な情報だもの。


このドラマを見るまで和田信賢さんを存じ上げなかった。
堂場瞬一さんが和田信賢さんの生き方を『空の声』で書かれていることを知って俄然興味をそそられた。
堂場さんの本は戦時中のことより、彼が客死することになったヘルシンキ五輪がメインのようだ。
ハードな人生だなと思う。
けれど、自分の信念を貫き通せる人生を歩めたのは幸せでもあると思う。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

ご訪問ありがとうございました(人´∀`)♪

コメント一覧

tataraworks-lynx50
@iwashinbo  iwashinboさま、コメントありがとうございます。
森田さんのドラマ、本当にろくに見てなくて。
もともと演技が達者な方だったのですね。
多分、私、髭を生やしている人を避けている所があって、それがチャンネルを合わさなかった理由かなと思います。
絵に限らず俯瞰的な視野で物事を見ることは凄く大切ですよね。
お師匠様、良い事おっしゃってます!(≧∀≦)
iwashinbo
顕微鏡で観察して、望遠鏡で伝える
この方の言葉だったんですね。
昔、師事していた先生が「俯瞰的な視野(だったかな?)」を表現する際、よく引用されていた言葉でしたので、すごく心に残っていてザワっとしました。
森田剛さんは「ランチの女王(2002)」「月下の棋士(2000)を見て、いい役者さんだなぁバガボンドがもしドラマ化されたらこの人にやってほしいと思っていました。
人って日々が辛ければ辛いほど良いことを信じたくなるんでしょうかね、、、情報が選べる今の時代に生きていられて感謝です。

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