不惑のMBA日記

40歳を超えてMBAを取得したサラリーマンの独り言

千代田書店の閉店に想うこと

2009-02-27 12:27:08 | 日記
兜町の証券マンが、利用する本屋さんとして有名な千代田書店という本屋さんの茅場町店が2月28日で閉店する。
元々、証券マンだったので、兜町周辺に行った時には、金融・経済の売れ筋の本や、他の本屋では手に入らない専門書を購入するために、良く立ち寄ったものだ。
しかし、40年不況、バブルの崩壊やITバブルの崩壊の中でも営業を継続してきた90年の歴史を超える書店が閉店されるのだから、今回の証券不況の厳しさ、深さが改めて理解される。
千代田書店は、外商部の営業は継続されるとのことなので、決して倒産したわけではないが、前回のバブル崩壊を乗り越えた、建設会社や不動産会社、さらには再生系の投資ファンドが投資している企業等が倒産していることなどを考えると、今回の不況が、定額給付金の実施の有無に左右されるようなレベルのものではないことは明らかに思える。
年度末に向けて、さらに倒産企業が増加するだろうが、単純に株を買うとか、給付金を出すなどということでなく、この国の経済を活性化するために施策を真面目に
検討することが必要だと思う。
若き証券マンだった頃、お世話になった本屋の閉店から、改めて不況の深刻さを感じさせられた。

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