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見失ったファイルを探し出す、エクスプローラーのキーワード検索テクニック。

〇 キーワード検索でヒットしたファイルを一覧表示。

よく使うファイルは取りあえずデスクトップ画面に置くというユーザーは多い。しかし、あまりに数が多いと、目的のファイルを見つけにくくなる(図1)。そんなときは、エクスプローラーで絞り込むのが簡単だ。

図1 デスクトップ画面にファイルをたくさん置きすぎて目的のものが見つからないことがある。そんなときはエクスプローラーに表示してみよう
図1、デスクトップ画面にファイルをたくさん置きすぎて目的のものが見つからないことがある。そんなときはエクスプローラーに表示してみよう。

エクスプローラーを起動してクイックアクセスの「デスクトップ」を選択すると、デスクトップ画面のファイルが一覧表示される(図2)。「詳細」表示にして「種類」欄からファイルの種類を選択すると、その種類のファイルだけを表示できる(図3)。

図2 エクスプローラーのクイックアクセスで「デスクトップ」をクリックすると、デスクトップ画面のファイルがエクスプローラーに表示される(1)(2)
図2エクスプローラーのクイックアクセスで「デスクトップ」をクリックすると、デスクトップ画面のファイルがエクスプローラーに表示される(1)(2)。
 
図3 「詳細」表示にして「種類」欄の右にあるボタンをクリックし、探したいファイルの種類をチェックすると、ファイルが絞り込まれる(1)~(3)
図3、「詳細」表示にして「種類」欄の右にあるボタンをクリックし、探したいファイルの種類をチェックすると、ファイルが絞り込まれる(1)~(3)。

保存場所がわからない文書はユーザーフォルダーを検索。

エクスプローラーでは、開いているフォルダー内のキーワード検索を簡単に実行できる。もしどこに保存したかわからないときは、ユーザーアカウントのフォルダーを開いて、個人用ファイル全体から検索するのがコツだ。ユーザーアカウントのフォルダーは検索インデックスの作成対象になっているため検索は瞬時に実行され、文書内の文字列も検索対象となる。

やり方は簡単。アドレスバーからユーザー名を選択する(図4)。そして、アドレスバーの右にある検索ボックスにキーワードを入れて検索する(図5図6)。検索結果はキーワードを追加したり更新日を指定したりして絞り込める(図7図8)。

キーワードを含む文書を探したい
Θ キーワードを含む文書を探したい。
図4、ユーザーフォルダーのどこかにあるファイルをキーワード検索するなら、アドレスバー左端のアイコンの右にあるボタンをクリックし、ユーザー名を選択する(1)(2)。
 
図5 アドレスバーの右にある検索ボックスにキーワードを入れると、すぐ下にそのキーワードを含むファイルが一覧表示される(1)(2)
図5、アドレスバーの右にある検索ボックスにキーワードを入れると、すぐ下にそのキーワードを含むファイルが一覧表示される(1)(2)。
 
図6 図5で「Enter」キーを押すと、検索結果が一覧表示される。本文内にキーワードを含むファイルも検索結果に含まれる
図6、図5で「Enter」キーを押すと、検索結果が一覧表示される。本文内にキーワードを含むファイルも検索結果に含まれる。
 
キーワードの追加や更新日の指定で絞り込みも
Θ キーワードの追加や更新日の指定で絞り込みも。
図7、検索結果を絞り込みたいときは、キーワードの後にスペースを入れてキーワードを追加すればよい。
 
図8 10では「検索」タブ(11では「検索オプション」メニュー)を開き、「更新日」をクリックすると、更新日で絞り込める(1)~(3)
図8、10では「検索」タブ(11では「検索オプション」メニュー)を開き、「更新日」をクリックすると、更新日で絞り込める(1)~(3)。

USBメモリーなどの外部ストレージに保存したファイルも、キーワード検索できる(図9)。しかし、検索対象になるのはファイル名だけだ。文書内も検索したいなら、「検索」タブを開き、「詳細オプション」から「ファイルコンテンツ」をチェックする(図10)。ただし、検索インデックスが用意されていないため、検索にはかなりの時間がかかる(図11)。

USBメモリーのファイル内容を検索
Θ USBメモリーのファイル内容を検索。
図9、USBメモリーや外付けHDDでも同様に検索ボックスにキーワードを入れてファイル検索できる(1)(2)。
 
図10 ただし、検索されるのはファイル名に限られる(1)。文書内の文字列も検索対象にしたいときは、10の「検索」タブの「詳細オプション」(11では「検索オプション」メニュー)から「ファイルコンテンツ」をチェックする(2)~(4)
図10、ただし、検索されるのはファイル名に限られる(1)。文書内の文字列も検索対象にしたいときは、10の「検索」タブの「詳細オプション」(11では「検索オプション」メニュー)から「ファイルコンテンツ」をチェックする(2)~(4)。
 
図11 すると、文書内にキーワードを含むファイルも検索結果に表示される。ただし、USBメモリーなどにはあらかじめ検索インデックスが用意されていないため、検索には時間がかかる
図11、すると、文書内にキーワードを含むファイルも検索結果に表示される。ただし、USBメモリーなどにはあらかじめ検索インデックスが用意されていないため、検索には時間がかかる。

内蔵ドライブにDドライブが備わっていたり外付けHDDなどをつなぎっぱなしで使ったりしているなら、それらにも検索インデックスを付けるとよい。「インデックスのオプション」画面から対象にしたいドライブを追加しよう(図12図14)。

Dドライブにも検索インデックスを作成
Θ Dドライブにも検索インデックスを作成。
図12、Dドライブも検索インデックスの作成対象に加えたいなら、タスクバーの検索ボックスに「インデックスのオプション」と入力し、「インデックスのオプション」をクリック(1)(2)。
 
図13 「インデックスのオプション」画面が開くので、「変更」をクリック
図13、「インデックスのオプション」画面が開くので、「変更」をクリック。
 
図14 Dドライブをチェックして、画面下の「OK」をクリックする
図14、Dドライブをチェックして、画面下の「OK」をクリックする。

素早くファイル選択してスマートにコピー・移動。

最後に、ファイルのコピーや移動を素早く行うワザを紹介する。毎日行う操作だけに、楽するワザを覚えると大幅な時間の節約になる。

その前に、まずはファイル操作の基本から。ファイルをドラッグしたときに移動になるかコピーになるかは、元のファイルの保存場所とドラッグ先が同じドライブか否かで違ってくる。同じドライブ内ではファイルは移動し、異なるドライブ間ではファイルはコピーされる(図1)。

図1 ファイルを別の場所にドラッグしたとき、ドラッグ先が同じドライブ内ならファイルは移動し、異なるドライブならコピーされる
図1、ファイルを別の場所にドラッグしたとき、ドラッグ先が同じドライブ内ならファイルは移動し、異なるドライブならコピーされる。

そんなことをいちいち気にしたくないユーザーは、修飾キーを覚えよう。「Shift」キーを押しながらドラッグすれば必ず移動、「Ctrl」キーを押しながらドラッグすれば必ずコピーになる(図2)。これも覚えにくいなら、マウスの右ボタンでドラッグする手もある。ドラッグ先にメニューが開くので、そこで移動かコピーかを選択すればよい(図3)。

修飾キーで動作を切り替え
Θ 修飾キーで動作を切り替え。
図2 「Shift」「Ctrl」「Alt」のいずれかの修飾キーを押しながらドラッグすると、ドラッグ先に関係なく移動やコピーができる。
 
右ボタンならドラッグの後で動作選択が可能
Θ 右ボタンならドラッグの後で動作選択が可能。
図3 マウスの右ボタンでドラッグしたときは、そこから開くメニューでコピー、移動などの動作を選択できる(1)(2)。

1つのウインドウ内で移動やコピーを完結。

次は、1つのウインドウで移動やコピーをするテクニックだ。ファイルを移動したりコピーしたりするとき、複数のウインドウを開くユーザーは多いだろう。しかし、ファイルはナビゲーションウィンドウのフォルダーにドラッグしても移動したりコピーしたりできる(図4)。

ナビゲーションウィンドウにドラッグ
Θ ナビゲーションウィンドウにドラッグ
図4、複数のウインドウを開かなくても、ファイルをナビゲーションウィンドウのフォルダーにドラッグすることで、コピーや移動ができる。

Windows 11のエクスプローラーは複数のタブを開けるが、別のタブで開いているフォルダーに移動やコピーすることも可能だ(図5図6)。

11ならタブにドラッグできる
Θ 11ならタブにドラッグできる。
図5 Windows 11では別のタブで開いている画面にファイルを移動やコピーすることが可能。まずはファイルを別のタブにドラッグする。
 
図6 すると、そのタブが開くのでそのままファイルの表示領域にドラッグすればよい
図6、すると、そのタブが開くのでそのままファイルの表示領域にドラッグすればよい。

修飾キーを使いこなして思い通りにファイルを選択。

複数のファイルを一度に移動またはコピーするとき、複数ファイルの同時選択は必須だ。選択のテクニックを覚えれば、余計な手間を省ける。カギとなるのは修飾キーだ。

離れた場所にあるファイルを同時選択するときは、「Ctrl」キーを押しながらクリックしよう。これでクリックしたファイルを選択済みのファイルに追加できる(図7)。

ファイル選択を思い通りに
Θ ファイル選択を思い通りに
図7 複数のファイルをコピーや移動するとき、ファイルの同時選択が不可欠。「Ctrl」キーを押しながらクリックすると、離れた場所にあるファイルを1つずつ追加できる(1)~(3)。

連続するファイルをまとめて選択するときは、「Shift」キーの出番だ。先頭のファイルをクリックした後、「Shift」キーを押しながら末尾のファイルをクリックすると、先頭から末尾までがまとめて選択される(図8)。

図8 連続するファイルを選択するときは、先頭のファイルをクリックした後、末尾のファイルを「Shift」キーを押しながらクリックすればよい(1)(2)
図8、連続するファイルを選択するときは、先頭のファイルをクリックした後、末尾のファイルを「Shift」キーを押しながらクリックすればよい(1(2)。

複数のファイルを選択した後で、特定のファイルだけ選択を解除したいときは、「Ctrl」キーを押しながらそれをクリックすればよい(図9)。

図9 複数ファイルを選択した状態で、「Ctrl」キーを押しながら選択済みのファイルをクリックすると、そのファイルだけが除外される
図9、複数ファイルを選択した状態で、「Ctrl」キーを押しながら選択済みのファイルをクリックすると、そのファイルだけが除外される。

また、近くにあるファイルは、ドラッグ操作で囲んでやると、まとめて選択できる(図10)。さらに、「ホーム」タブで「選択の切り替え」をクリックすれば、選択と非選択の入れ替えが可能だ(図11)。フォルダー内のすべてのファイルを選択したいときは、「Ctrl」+「A」キーを押せばよい(図12)。

図10 ドラッグして複数のファイルを囲むと、範囲内のファイルが一気に選択される
図10、ドラッグして複数のファイルを囲むと、範囲内のファイルが一気に選択される。
 
図11 ファイルを選択した後で、「ホーム」タブの「選択の切り替え」をクリックすると、ファイルの選択と非選択が入れ替わる(11はツールバーの右端にある「…」から「選択の切り替え」を選ぶ)
図11、ファイルを選択した後で、「ホーム」タブの「選択の切り替え」をクリックすると、ファイルの選択と非選択が入れ替わる(11はツールバーの右端にある「…」から「選択の切り替え」を選ぶ)。
 
図12 「Ctrl」+「A」キーを押すと、すべてのファイルが選択される
図12、「Ctrl」+「A」キーを押すと、すべてのファイルが選択される。

エクスプローラーが「応答なし」になったら?

パソコンの操作中にエクスプローラーが反応しなくなり、スタートメニューやデスクトップ画面まで操作不能に陥ることがある(図1)。本特集の1回目で解説した通り、エクスプローラーはWindowsの操作画面(GUI)全体を担う存在なので、エクスプローラーがフリーズすると、Windows全体の操作もできなくなる恐れがあるのだ。

図1 何らかの原因でエクスプローラーが「応答なし」の状態に陥ることがある。スタートメニューやタスクバー、デスクトップ画面まで操作不能になり、途方に暮れた経験はないだろうか。このとき、いちいちパソコンを再起動する必要はない。まずはエクスプローラーの再起動を試すことだ
図1、何らかの原因でエクスプローラーが「応答なし」の状態に陥ることがある。スタートメニューやタスクバー、デスクトップ画面まで操作不能になり、途方に暮れた経験はないだろうか。このとき、いちいちパソコンを再起動する必要はない。まずはエクスプローラーの再起動を試すことだ。

こんなとき、「パソコンを再起動するしかない」と考えるのは早計。デスクトップ画面などが反応しない場合も、前述の通り、原因はエクスプローラーにある。まずはエクスプローラーだけ再起動する方法を試してみるとよい。

エクスプローラーの再起動には、「タスクマネージャー」を使う。「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押して緊急時用のメニューを開いたら、「タスクマネージャー」を選んで起動(図2)。詳細表示にすると、アプリの一覧に「エクスプローラー」があるので、右クリックして「再起動」を選ぶ(図3)。すると画面全体がリフレッシュされ、再び操作が可能になる[注]。

「タスクマネージャー」を起動する
Θ 「タスクマネージャー」を起動する。
図2 画面が固まってスタートメニューなどを操作できない状態になったら、「Ctrl」キーと「Alt」キーを押しながら「Delete」キーを押す(1)。すると、青または黒の画面にメニューが表示され、そこから「タスクマネージャー」を選択して起動できる(2)。Windows 10では「詳細」を押して詳細表示に切り替える(3)。
 
エクスプローラーを再起動
Θ エクスプローラーを再起動。
図3、「プロセス」の画面に起動中のアプリなどが一覧表示されているので、「エクスプローラー」を右クリックし、「再起動」を選ぶ(1)(2)。すると、画面全体がいったん真っ白になり、エクスプローラーが再起動する。これでフリーズ前と同様にWindowsを操作可能になる。

このトラブルが頻発するなら、「フォルダーオプション」画面にある「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」をオンにするのも手だ(図4)。すると、フォルダーのウインドウとデスクトップ画面などが別々に動作するようになり、特定のフォルダーがフリーズしても、デスクトップ画面などを“道連れ”にすることがなくなる。

別プロセスで動かし“道連れ”を防止
Θ 別プロセスで動かし“道連れ”を防止。
図4 エクスプローラーの「表示」タブ(11では「…」メニュー)で「オプション」をクリック(1)。開く画面の「表示」タブにある詳細設定で、「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」にチェックを付け(2)、「OK」を押す。これで、エクスプローラーがフリーズしても、デスクトップ画面やスタートメニューには影響が及ばなくなる。

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