どんぐりうさぎのタンポポ野原2

銀の夜 / 角田光代 を読みました。


女子高時代にキャラクターをつくられ 
3人組の少女バンドとして 
メジャーデビューを果たした過去を持つ
彼女達の 30代半ばの物語でした 

バンド時代を誇りに思っていたり 
恥ずかしい過去としていたりと 
三者三様ですが
日々の焦燥や もがき 自立
母娘の葛藤など 読んでいて 
ヒリヒリした気持ちになりました 

作家さん自体が 
この物語を書いたことを忘れていて 
14年もの間 
埋もれていた小説とのことです

そんなわけで スマホも出てこず 
メールはパソコンで やりとりされており 
小説とは関係のないところで 
時代の変化に驚かされたりしました 

とはいえ 心の有り様は 
時代で変わるものではありません 

あとがきに 彼女たちの「いま」を
書いてみたい気持ちが
ちょっとだけある旨 ありましたので 
楽しみに待ってみたいと思いました 

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