和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

この地で育てた楮をこの地の水で紙にする

昨夕も早めに仕事を切り上げ楮畑へ…

昨年に続き、今年も楮の苗を新たに植栽しました🌱

本格的な収穫には10年ほどかかりますが、無事に根付き元気に成長してくれる事を願うばかりです。





どこの産地の和紙屋さんも、現在は原料問屋さんから楮皮を買われるのが通常になりつつあります。

楮の皮は育つ気候風土によって、繊維の長さや質が変わり、

昔は、それぞれ紙を漉かれる所で楮を育て、その土地の水で紙にされてきました。

その土地にしか出来ない特徴の有る紙が出来るからです。

私たちは、本来あるべき姿の和紙作りにこだわり、

非効率的なやり方ではありますが、原料作りから製品まで一貫して自分たちでおこなっています。

この土地でしか出来ない、

また、私たちにしか出来ない和紙を一人でも多くの方に知って頂けるよう、
これからも頑張っていきたいと思います。










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