不思議な仕様

おざま～っす。




まずは、ウレシィ御報告をありがとうございます。


「こんばんゎ。セッティング、終わりましたぁ～」　


そう、お電話をくださったのは　関東方面在住　Ｎちゃん　。


アチラでの納車後、すぐに電話をくれたのか

だいぶと、興奮気味で。　



まぁ、欲する目標馬力を

大幅に上回るコトができてれば

誰でもテンション、・・・・・　上がるゎな。　


よかったな、　Ｎちゃん　ょ。　

これで、１２月のジムカ、参戦決定やな。



では、今朝のネタです。


ちょっと、小ジャレた　”ワゴンＲ”　です。

先生の紹介で、お知り合いになれた　

某　オーディオショップ　様からの依頼事項なんですが・・・。　



ちょっと詳しい方なら、この　パイプレイアウト　を見て

「ターボ車だな」　っと、気付くはず。

でも、よく見てください。

パイピング、作ってありますよね。　



タービン部分　のアップ画像です。

一見、無難に収まっているように見えますが

所々、　『？？？』　っていう加工が施されています。



そう。

この、御クルマ。

ＮＡ　（ターボ無し）　に、後から　ターボ　をくっつけた

ボルトオンターボ車輌　なんです。　



一時、流行ったんですよね。

シビックとか、ステップワゴンとか

ＮＡなクルマに、ボルトオン　・・・するの。



でも、たしか　ワゴンＲ　って　・・・・・

ターボ車設定、あったょなぁ。　



お金もかかるし、大して速くもならんし・・・　ブツブツブツ　



細かい理由は、さておき。

でも、なんか、人様と違うのん・・・。

ワタクシぁ、好きですよ、こーゆーの。


ワタクシの　変人魂　に火が・・・　　



しかし残念ながら、ワタクシの手元にあると言う事は・・・




本調子ではないようです。

依頼案件は、こう。


「アクセルを踏む込んで、加速している最中に
　息つきみたいなん、起すんです」


ほっほぉ～～


ただ、厄介なんが、常には起きないと、いうこと。

事実、引き取って帰って来る道中、

症状を出したのが、おそらく２，３回。

しかも、　「今のんかな？」　って、レベルで。



ひとまず、現状を知らんといけないんで

仕様チェック　と　エンジンの状態　を確認する作業から。



取り外した、　イグニッションプラグ　は、こんな感じでした。

ちょっと、薄いん・・・かな。


最近は　リーンバーン　やから

”焼け”　自体は、こんなモンちゃぁ、こんなモンか。　



プラグをめくったついでに、　内燃機関　の状態を。


おぉ。

優秀です。

リーク率、２％。


走行距離からすると、すばらしい数値です。


では、続いて　２番シリンダー　へと・・・。



？？？？？　っ



アレアレっ？



なんか、足らん。　



ぬぉ～～～～っ！！！

アダプターが、残っちまってるではありませんかぁ～～っ！！


これって、相当、具合悪い状況ですよ。

だって、コレを抜き取るための工具って

何も、入らんかったはずですもん、

たしかこのプラグホールには。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



となりのプラグホールの中は、こんな感じ。

アダプター、残ってるよなぁ・・・やっぱり。


案の定、工具は何も入りません。

同サイズのラチェットソケットは、あえなくプラグホール入り口で断念。

プライヤーは論外。

ロングノーズのラジペンは、届いて掴めるんやけど

アダプターを回すほどのトルクは、かけられない。


マジ、困った。

最悪、ヘッドを　・・・・・　降ろさねば。　　　



ひゅ～～～ぅっ。　

と、取れたょ。


奪還です。




手締めだったのが、功を奏し

手持ちの工具の組み合わせで、なんとか・・・

ホンマ、なんとか取れました。


コレで、シリンダヘッドの脱着は、免　れ　た　ぁ　～～　っ。　
（以後、気をつけますぅ）



気を取り直して・・・

２番目を測ります。



あれっ？



加圧できひん。

リーク率、１００％。


「コレやわっ」　

って・・・



でも、ちょっと待ってください。

こんな状況やったら、エンジン、

もっと調子悪いはずやし・・・。　



なんて、こたぁーない。

圧縮上死点　と　排気上死点、

間違えてただけ。　　お恥ずかしい。　　
（さっきのアダプター事件で、まだテンパってるんです）


その後も、いろいろ

見て回りましたが・・・


特に異常らしい異常は、なさそう。




いよいよ、コッチ方面へ、手を進めて参りましょうか。







どうやって、セッティング、取ったんやろ？？？。　まだまだ、前途多難っぽいですょ。