
伝統工芸ってなにがメリットなんでしょう?
わたしも、工芸品は欲しいものばかりで悩ましい日々を過ごしていますが、そこはやはり手仕事。お値段もそれなりにします。
最近では100円ショップも素晴らしく、そこで間に合ってしまうものも大いにあります。日本は今では「安い国」と言われます。海外でドンドンと物価や給与が上がっているのに対し、日本は変わりません。(比較するとつまり、安くなっている。)そして海外から日本の土地が買われて日本が減っていっているのが現状なんだそうです。
話が逸れました
手仕事の良い面はなんでしょう?
伝統ってなんでしょう?
1つ1つ想いを込めた、ストーリーのあるめのに惹かれるのは、そこに文化があることがひとつあると思っています。
人は文化に寄り添って生きている。なぜかというと、指針がほしいからかなと思ったりもします。比較材料に歴史は有効で、長く紡いできたことが今に意味を成すこともあります。
物は同じでも、
そのへんで拾いいらないから頂いたダイヤモンドと、一生懸命考えて悩んで選んでお金を貯めて貯めて頑張って買ったダイヤモンドでは、同じものでもどうしても後者の方が感謝が増えてしまう。
同じものでも、モノへの感じ方が変わるのが人間です。
もちろん、強調して言いたいのですが、手間や苦労の押し売りをする気は一切ありません。モノだけ見て買っていただけたらどんなに良いでしょうか。
ただ、人は色んな物事に左右され悩み生きています。伝統工芸には、そのものの歴史があります。歴史は文化です。
手間や苦労を押し付けたくはありませんが(2度目)、色んな人が、時間が関わって今に至ることは事実です。
逆に言うと、
こんなに手間や苦労がかかるモノが今の便利な世の中に残っていることが不思議ではありませんか?
最近、ミニマリストに憧れます。
大切なものを、より大切にしているように思います。
ひとつひとつ知り、味わい、大事に使うことがこんなに素晴らしいことと思える。その心を持ち合わせていることがとても幸せに思ったりするのです。
昔、鉛筆を全長5ミリくらいになるまで使ったことがあります。使えるんですよ。
大事にしました。物を最後まで使いきれたことが嬉しく、ちょっぴり寂しく、でも、当時小学生だったわたしはすごく考えました。モノは最後まで使うとこうなるのかと。こういう感情になるのか、と。
伝統工芸は理にかなっているものが多いです。その土地の材料に根ざしているもの。長く使えるもの。材料が自然に優しいもの。使えば使うほど味が出るもの。壊れた時、使い終わったときに別物に転用できるもの。
わたしは物を捨てることが苦手です。
だからこそ、あまり買わないようにしています。買うのであれば、自分が長く愛せて、味わえて、自然に優しかったり転用出来たりするものを、、。これって、探していくと伝統工芸にたどり着くことは多いです。(もちろん、ただ好きってのもあるよ!)

最近よく言われるサステナブル、SDGs、、伝統工芸ってピッタリなのでは?難しい話は置いておいても、なにかを購入する際、伝統工芸という手段を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ひとつひとつの物は、身の回りにあるものは特に、愛せるものにしたい。愛せるものに囲まれて過ごしたい。
何かを大事にすることは、自分を大事にする事に繋がるんじゃないかな。自分で自分を大切にして、愛して生きていきたいな。みんなみんながそうして生きて行けたら、素晴らしい世の中になるな。と思ったりする。