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相対性理論とBPMについての戯言

正月に「インターステラー」を見たのでタイムリーかと思って書くんですが、以前から思っていた事で、BPM(曲のテンポ)というのは絶対的な物ではなくて相対的な物なんじゃないか?というのがあります。

「レコーディングのテンポをライブで絶対に守る」というのは間違いなんじゃないか?という個人的な考えがあります。

以前エアロスミスのコンサートを見に行った時、全曲同期(音源に合わせて演奏する)を使っていて、テンポが遅く感じてしまって全然面白くなかった経験があります。

で、思ったのはこれって特殊相対性理論に関係しているんじゃないかと。

時間というのは実は一定ではなくて伸び縮みする物なんです。

特殊相対性理論では「早く移動する物は静止している物より時間が遅く流れる」となっています。
「宇宙に行って高速で移動して地球に帰ってきたら、自分の子供の方が自分より年を取っていた」っていうSF映画でよくあるやつですが、それは実際に起こる事で、どのくらいの差が出るかはピタゴラスの定理(a2+b2=c2)で簡単に計算できるらしいです。

飛行機や新幹線で早く移動している時にも実はこの現象が起きているわけですが、その差はあまりにも小さいので実生活ではそれを感じる事はありません。光の速度に近づけば近づくほどその影響は出てきます。


で、ここからは田村の勝手な仮定ですが「脳内でもこれと同じ事がおきているんじゃないか?』っていう気がするんです。

よく事故を起こす瞬間「全てがスロー再生するように見えた」って人がいますが、まさにその事です。

脳内での思考の伝達は電気信号なのでその速度は光(秒速30万km)に近いわけです。興奮状態で大量の情報が一気に秒速30万kmで流れると、脳内の時間は遅く(実時間より長く)なるんじゃないか?と。(事故が起きているのは実時間なので脳内時間から見ると遅く感じる)。

もう一つ例を上げると、子供の時って30分とかでも大冒険が出来たり、すごく長く感じなかったですか?
これも子供時代は全ての事が新鮮で刺激的なので脳内での情報の移動量が多くて、脳内時間が遅くなるので、30分がとても長く感じるんじゃないかと。


で、話はBPMの事に戻りますが、ライブの時お客さんも演奏者も多少興奮状態にあると思うんです。

すると脳内での時間は実時間より伸びるので結果的にレコーディングのテンポが遅く感じてしまうのではないか?と。

「じゃあライブではレコーディングのテンポより早く演奏するべきなんだ」って言うと、それが難しい所で、お客さんや演奏者が全員同じような興奮状態なわけではなく、言い換えると脳内の時間の長さは人によって相対的に違うから、全員に丁度いいテンポっていうのは実は無いんじゃないかと思います。
あと、演奏者の方がお客さんより興奮してるっていう事もよくありがちだと思います(笑)
以外とお客さんはクールだったりするもんで。
そこは空気を読まないとね。
でもそのライブに対する期待が大きければ大きいほど事前のワクワク感は高まるわけで、エアロスミスのコンサートの時のような事が起こってしまう事もあるわけです。

プロとして一番良いのは、演奏者は常にクールで、お客さんの感じ方を感じ取って、お客さんのテンポ感で演奏してあげる、って事なんでしょうけど、ロック的に言うとそんな仕事臭い事は本物じゃない、って気もするので、お客さんもワクワクしていて、演奏者もワクワクしていて、自然にテンポが若干CDより早くなってるっていうのが一番良い状態なんじゃないかと思いますね。
興奮し過ぎず、ほんのちょっと興奮してる、っていう精神状態でいたいです。


あと「場面(Aメロ~Bメロ~サビなど)によってテンポが変わる」事も自然な事だと思います。

それも感情が変わると脳内の時間も変わるからです。

じゃあヨレて良いのか?って、それは違いますよ。
1小節ごとに、もしくは1拍ごとにリタルダンドしたりアッチェランドしたらグルーヴするはずはないので、普段クリックに合わせて練習する事は間違いどころか大切な事だとは思います。特にポピュラーミュージックはグルーヴが大切なので。でもクラシックなんて曲中でリットしたりアッチェルしたり沢山しますもんね。


なんてつらつらと書いてきましたが、全て戯言です(^O^;)

そんな気がするな~、ってぐらいな感じなので、科学的には全く根拠のない話しでした~。
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