秋を感じるバンコック

朝の風の色が少し黄緑色になると
バンコックもそろそろ秋日和
木々の色毎日の暑さから、すこし頑張りを捨てた濃い目の色から優しい緑に変わる
雲の形も堂々とした入道雲をおもわせるようなものはなくなり
繊細な星線、あるいは一本長くつずきそれに少しの赤を取り入れたものに移ってきた。

さーショッピングシーズン、いつもは歩けない歩道もちょっと遠出をしてみたくなる。
今まで隠れていた、公園の池の魚達もこの季節を楽しいでいる。

夕焼けは靄のかかったような幻想的な空間を作り出し、ビルの夜を待つ電気の光
と反対に自然の光。太陽はその幻想の中にゆっくりと沈んでいく

明日がまた幻想の中で生まれ出てくるようなそんな気になる。

好きな季節だ。

　　＄　舞　＄
”第１章”
’それから始まったと人は言うけど、それは違うと思うは
朝のランニングを終え、ランスワンの近くに借りたサービスアパートに戻って
きた私は何回も室内電話がなっているのに、聞いていないふりをして、テーブル
の前に座り、あいつに話しかけた。
あいつはぼさぼさの髪をかきむしりながら、膝を立て、目の前にあるコーヒー
カップを取ろうとしていた。
”昨日の話だけど、何回を言うようだけど、それからはじまった とは思えないは"
私　今日も忙しいので、何回も電話しないでね。
私は　カルバンクラインのスーツに着替え、そういい残して、部屋を出た。
。。。。。。。。