雑賀崎漁師

今年も春の訪れとともに、和歌山市の雑賀崎漁師が鯛を追って南下してきた。
その生粋のプロ魂には幾多の伝説がある。

全国に名をはせたその超越した釣り技術はまさに「神技」と言うべきである。

もとより、魚探やＧＰＳなど電子機器は使わず、古来の「山立て」のみです。
雑賀崎の先人は日本中を釣りまわり、全国にその釣法を広めた
今も千葉県などには　末裔が沢山暮らしているそうです。

１０数年前、彼らの末席に加わり鯛釣りを修行した私は今も春になると、
師匠達の来るのを待つ
そして手土産を持って挨拶にゆく！
これが私「分領丸」の春の訪れである。

私は諸般の事情で鯛釣りの第一線を退いてるが今日は朝から時化なので
師匠達と　「コーヒーブレイク」　をしてきました。

既に亡くなった先輩や引退した釣り仲間の近況など語り合った
船で寝泊りをしながら鯛を追った日が懐かしい

彼等は5月まで紀伊半島で釣り、　その後は伊島（徳島）へ回り
高地県と旅を続け、　秋には串本にやってくる、

航海の無事と大漁を祈念します。