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ロックンロールとオレ

I love Rock'n'Roll,Beer&Peace!!!

自殺について

2012-07-29 01:28:36 | 日記
朝から発声練習に励んだ後、立川にて最後のボイトレ。
グランデュオ内のオリオン書房にて書籍を2冊購入し、帰路に。

とある乗り換え駅につくと、改札前が騒がしい。
嫌な予感どおり、人身事故。
ホームで飛び込んだ人を引き摺った特急は少し先の踏切で停車中。
人が群がる。
列車の下から仏さまを引っ張り出そうとする救急隊員や警察官、走り回る駅員。
そして、飛び散る肉片、線路上にぽつんと転がる片方だけの靴。

携帯で写真を取る悪趣味な野次馬もいる。
は?それネットにでもアップするの?

オレは別に事故現場をレポートしたいわけでも、「人身事故の現場見ちゃったよ、グロかったよ」などと騒ぎたいわけでもない。

自殺するのは自由だ。
権利であるとすら思う。

例えば病気を苦に自殺してしまう人がいるのは、やむを得ないことだろう。
オレだって34年以上生きていれば、死にたいと思ったことはある。

だが、借金苦なら自己破産すればいい。
生活保護でも申請すればいい。
いくら不景気でも、この日本ではまだ救いの道はある。
極論としては、そういうこと。

今日の彼?(彼女?)の事情は知らないが、どんなに辛い理由があったとしても列車に飛び込んだり、ビルから飛び降りたり、他人に迷惑をかける死に方はダメだ。
何かが苦しく、発作的に飛び込んでしまったのだろうが。

最近また10代のいじめを苦にした自殺をニュースや新聞で見ることが多くなった。
以前にも書いたが、胸が痛い。
中学の3年、高校の3年なんて、本当にあっという間だ。
渦中にいるとその日々は永遠に感じられても、過ぎてしまえば一瞬。
どん詰まりにいると周りが何も見えなくなってしまうのだろうが、どんなに惨めで恥ずかしいような方法であっても、いじめから逃れて、生き延びてほしかった。
10代20代の青春を味わってほしかった。
30超えれば、自分の責任で勝手に死ねと思うが。

そういえば、今日買ったのは、佐藤泰志の小説『きみの鳥はうたえる』と阿部薫と鈴木いづみについて書かれた本。
何の偶然か、3人とも自殺している。

夜、我が家のベランダから昭和記念公園の花火と、遠くに隅田川の花火を見た。
花火で空腹は癒せない。
花火がなくとも人は生きていけるだろう。

でも、死んでしまったら一瞬だけ夜空を輝かすあの光を愛する人と一緒に見ることはできない。
だからオレは今、自ら死のうとは思わない。


BGM/『鈍色の青春』野狐禅

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