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教師&教育カウンセラーとしての学びの日々。また徒然。

角谷(2011/11/21) 「人工物による表現の効用とその利用」

2011年11月21日 | 毎日のこと
★付箋文★人工物とは?
 人工物の例としては、モデル、レポート、ビデオ、絵、ゲーム、遊び、ウェブサイト、コンピュータプログラムなどなど、子どもが作成したものを示す。

★付箋文★人工物の効用
 人工物を作成する過程で、作成者(子ども)はそれまで得た知識を再構成する必要がでてくる。
 構成された知を示すので、その時々の思考過程の深まりを評価する道具となる。
 そのため、出来具合を評価するものではない。作品の中に、その作成者(子ども)が「どんなときに、何で、思考が変わり、どのようになったか」を評価することが重要である。
 また、人工物には教師が必ずフィードバックを与えることが肝要で、成果を認め、足場かけとなるようなコメントを良しとする。たとえば、「成果を批判的に見ているか。」「新たな問いを生み出したか。」「学んだことを理論的に構成しているか。」

★付箋文★人工物の注意点
 最後の発表会だけが、人工物というのは考えものであり、「人工物の効用」を考えるならば、単元の間で適時行うのがよい。

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