ただ、今回の緊急事態宣言解除が実行されたとして、支持するのは、病床率が、改善されたとか、そんな積極的な理由ではない。政府部内にも内々にあるらしい、もう緊急事態宣言を続けても、これ以上は、感染者数は、改善されないのではないか。だったら、いつまでも、続けていても仕方がない。経済の為にも、解除するしかないと言う思いからだ。もちろん、政府、総理にも、自治体、首長にも、もっと具体的な対策を実施していって欲しいが。
そこで気になったのが、標題の情報。何でも、フランスで、変異種による感染者、それも重症者か、死者だったと思うが、PCR検査をすり抜けてしまう事例が8例も出たと言う。例えば、もっとも正体が解明されつつある英国種でも、大幅な感染力アップは間違いなく、しかも、最新の研究では、当初の研究とは違って、実は、大幅に死亡率が高い可能性があるらしい。更に、他の変異種に関しては、英国種と同じ性質があるらしいとは言え、その正体は、十分に解明されてはいない。
そこで、このすり抜ける話だ。と言うことは、感染して検査しても、変異種だと検出出来ない。結果、接触しまくるとか、感染させまくる、とか。挙句に、死亡率の高さで、それと知られないままに、死んでしまう、とか。そんなことに、なってしまうのだろうか。こんな短期間に、より感染力が高く、死亡率の高い変異種。更に、ワクチンの効きも悪くなる可能性もある変異種迄出して。本当に、かつてなく、厄介で、度し難いウイルスのように思えてきた。