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日記、日々の想い 

待っていると、やって来た…

あの頃のおまえは
いつも、待っていたかな
待っていれば
それで、良かった
そんな気が、する
まず、お正月
お雑煮に、おせち料理
伊達巻が好き
双六とカルタ取り
凧揚げに羽根突き
負けると、顔に墨だな
お正月が、終わると
ちょっと、寂しいけど
友だちに、会える
そして、どんど焼き
お飾りで、焚き火
大きな炎
串刺しのお団子を、炙って
砂糖醤油で、頬張った
節分の豆撒きの後
建国記念の日の
休みが、出来た
文句を言う大人もいたけど
子どもは、休みなら良い
建国団子なんて、あったな
桃の節句は
男には、関係ないけど
ひなあられは
甘くて、美味しい
春は、あったかくて
花が、いっぱい咲いて
気持ちも、明るくなる
道端のよもぎを積んで
かあさんが、草団子を
作ってくれる
苦いけど、あんこは甘い
それが良い
子どもにも、分かる
やがて、春休みがあって
菩提寺は、花まつり
お釈迦様が、生まれた日
甘茶を飲む
それで、新学年た
どきどきだな
クラス替え、あるのかな❓
席順は、どうなる⁉️
まあ、仕方がない
しばくすれば、慣れるさ
やがて、ゴールデンウィーク
天皇誕生日の後には
子どもの日だ
ちまき食べたかな
春の遠足は
バスで、遠くへ行く
お弁当は、定番
干瓢巻きに、お稲荷さん
ゆで卵付き
運動会もある
秋みたいに
家族は来ないけど
梅雨が来れば
ちょっと、鬱陶しい
だから夏を、待つ
でも、明ける前に
七夕まつりだな
地元では、いちばんの祭り
雑踏、大人の人の
あたま間から、覗く
でも、縁日もある
綿飴が良い
金魚掬いは、下手
でも、本当は
凄く、やりたい
七夕が、終わると
直ぐに、燃える空さ
海岸は、光の氾濫
でも、地元は
遊泳禁止だから
プールに、行ったけど
虚弱児のおまえも
真っ黒になった
西瓜を、頬張る
小玉は、種がなくて良い
地元の鎮守の
夏祭りもあって
子どもお神輿もあった
担げない、いや
おずおず、入れなかった…
境内では、夜に
映画大会もあった
秋は、ちょっと寂しい
でも、学校では
大運動会だ
家族も、見にくる
お昼は、家族で
結局、干瓢巻き
お稲荷さん、ゆで卵
でも、果物もあった
りんごが、好きだったな
十五夜のお月見
お団子を供えて
後で、食べる
秋の遠足は
地元の里山に登る
お弁当は
いつも同じだけど
干瓢巻きと、お稲荷さん
酢飯は、傷まないんだって
ゆで卵もつく
秋の産業祭りが、終わると
もう、師走だ
ぐんと、寒くなる
大人は、忙しそう
ばだばたと、大掃除
子ども、手伝わされる
少しだけどね
終わると、もう
大晦日
年越しそばで
こたつに、みかん
家族でわいわい
紅白歌合戦
遠い除夜の鐘
そして、また
お正月だ
永遠に、こうなんだって
そう思ってたかな
大人たちが、ただ
そうしてくれていた
おまえは、子どもたちに
そうして、あげられたかな…
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