ものごとを受け入れる、と
どう、受け入れるか、と
自省、自戒していた
確かに、そうだな
おまえには、あり得ない
まったく、あり得ない
おまえは
ものごとは
あまねく、受け入れない
何からなに迄
いや、どうしても
受け入れないと思う
もちろん、おまえは
表面だけは
受け入れたふりをする
でも、１ミリたりとも
おまえの中には
踏み込ませたりはしない
あらゆるすべてをね
だから、何もかも
ただ、疑い、怪しみ
上っ面にへばりついてくる
例え、それだけでも
必ず、排除する
そんな風なんだと思う
そうは、言っても
生きて来た、どの一瞬にも
必ず、どんな何かでも
へばりつかれていた
上っ面だけだけどね
そう、上っ面だけだった
ものごとの理やらとか
あれこれの真実やらとか
いや、そこ迄
鬱陶しくないこと
価値観、美意識
世間の常識だね
へばりつかれても
引っ剥がせないよね
引っ剥がしたおまえは
おまえの中には
ぽっかり
ただ、空洞
何にも、ないな…
