思いを止められない
怒り、憎しみ、恨み
悲しみ、哀しみ、苦しめられた
そんな感じだった
社会で、職場で
家族関係でも、傷ついた
多分、勝手にね
そんなおまえは
何かと言うと
例えひとりでも
ひとりの世界に堕ちれば
怒っていた
ひとりで
憎しみ、恨んで
やがて、悲しみ、哀しみ
苦しんでいた
おまえ
おまえの思いに
渦巻く、苦しみ…
ふと、気づく
おまえは、海にいた
想いの海だ
取り止めもなく
揺蕩っているおまえ
苦しみはなく
哀しみもなく
悲しんでいないおまえ
怒りも、憎しみも、恨みも
ぷかぷか、揺蕩う
あんなことがあって
でも、そんなことは
どうでも良いよね
渦巻いていた思い
想いの海だ、散乱して
救われていた
おまえは
そうして、おまえを
救っていたのだと思う