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日記、日々の想い 

やっぱり、無理!… 厚労省

 自分は、正直なところ、批判的に思いつつも、行政に対する、マスコミの、あげつらうだけの、煽り攻撃報道には、うんざりすることもある。
 しかし、これは、やっぱり、無理だ。ある意味、医療現場以上に厳しい立場に置かれている、高齢者施設を、所管する部署だろう。高齢者施設なんて、下の世話はもちろん、認知症の人たちも扱う、感染症病棟と同等の危険性と、それ以上の手間と、それ以下の待遇に、苦しまなければならない環境だ。しかも、医療施設のような、感染症禍での支援なども、殆どない筈だ。
 そんな危地にある施設を、所管する部署だよ。しかも、課長が主催って。未来の局長か、次官もあり得る訳でしょ。そんな人が、色々と、自分たちの立場に、まったく思い至らなかったのかなあ。このコロナ禍に、自らが、自粛要請を、徹底する立場にあるにも関わらず、率先して破っているってことでしょ。
 この話、厚労省のお役人が、23人もの大人数の飲酒ありの送別会を、レストランで開催して、0時近く迄、飲食をしていた人たちもいたと言う話。緊急事態宣言は、解除された後だが、次官の国会答弁にも呆れた。23時迄、お店が開店していると聞いて、開催したと言う言い訳。これは、言い訳にもならない。何故なら、緊急事態宣言は、解除されたが、政府の要請として、五人以上での会食、夜9時以降の飲食の自粛などは、継続して求めている。もちろん、厚労省は、その要請を、直接的に責任を持つ立場の官庁だ。それだから、21時以降、営業しているレストランを探して、内々自粛指導した、ってうざいな、と言う話ではない。そう、良かった!じゃあ、予約頼むね!わ〜いっ、みんなで、楽しく宴会だあ!やったあっ‼︎、と言う話。次官は、分かって、答弁してんの?ただ、ただ、呆れた。
 店側の言い訳としては、都の自粛要請に従って、21時迄に終えて貰うつもりだった、とのこと。ただ、仕事が忙しいのか、三々五々の集まりになってしまった。それで、無理にお帰り頂く訳にもいかず、と言うことらしい。ただ、店は、ホームページでは、23時迄営業しています、と出していたと言うことだから、自粛無視には違いない。そして、役人たちは、その営業時間を、更に上回って、0時近く迄いたらしいから、どっちもどっちで、救いようがない。いや、もちろん、指導する立場の役人の方が、百倍悪い。
 厚労省のお役人の中には、確かに、殺人的な業務、残業に追われている人もいるに違いない。しかし、自治体の担当者の方が、もっと厳しいかも知れない。更には、医療現場と比べてどうなんだ。支援もなく、孤立した介護施設とは、比較にならないだろう。いやいや、ずっと自粛の飲食店は。いや、むしろ、光も当たらず、人知れずこのコロナ不況に、苦しむ人なんて、五万といる筈。その人たちは、み〜んな、厚労省のお役人たちのように、報酬も保証されていない。未来にわたって、年金など手厚い補償制度の恩恵を受けることもない。お役人たちは、別に上級職じゃなくても、このコロナ禍では、とっても優位的な立場にいるのは、間違いない。とりわけ、中央官庁は。それなりの仕事をするのは、当たり前。庶民にとやかく偉そうに指図する立場なら、最低限、その程度の身は処せよと言う話だ。
 但し、自分は、野党の要求する大臣の更迭は、望まない。大臣は、立場上、より重い給与カットなどの処分は、あっても良いかも知れない。しかし、この大臣、前大臣の官房長官よりは、だいぶやる気が、違う印象がある。良く勉強もされているようだし、代わりになる人などいるのか。厚労省の体質が甘いとして、その体質に責任があるかも知れない厚労大臣経験者の議員を、最大野党は、多く抱える。無駄な辞職勧告、審議拒否など、政局絡みの国会戦術を駆使して、コロナ禍対策、後回しになったら、それは、それで悪夢。自重して欲しい。
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