忘れたいって、思っていた…

なんで、いつまで
ぐずぐず、思ってんだろうな
確かに、痛かったけど
たいした事じゃない
そのはずなんだよ
なのに、なんで
ああしなかった、とか
こうすれば、良かったのにとか
こころに、こびりついて
剥がれてくれない
例えば、他人に
言われる時もある
そうだな
言われた時もあったな
それで、少しは
気になっていて
それが、やがて
もっとずしんと、気になる
耐え難く、重く
気になって、気になって
でももう、やがてだった
本当は誰も
何にも思ってないさ
おまえも忘れちゃえば良い
そう思っていた時に
やっぱり、また他人から
言われたりする
ずっと、そう思われていた
そう、気付かされる
それで、ますます気になる
いや、他人に言われたからって
それが、なんだ
おまえは、おまえ
気にする事なんてない
いや、そうかな
おまえが痛いと思って
他人にも、痛いやつだと
そう思われてたんだよ
それってやっぱり
おまえがとことん
痛いってことだろう
いやいや、いつもそうだ
こうやってループする
悩み、苛まれ
抜け出そうと、足掻く
でも、またループしていく
悩み、苛まれ
…そうなんだな
だから、他人に
おまえは、だめだ
ぼうっと、している
気にしないやつだとか
言われる筋合いはない
そうだよ、確かに
悩んだり、苛まれたり
そんな時も、あるんだ
ただ、多分
たまなんだろうな
確かに、ふと
我に、かえると
何もかも、忘れていた❓
そうでもないよね
こうして、思い出した
でも、痛くはない
もう、過ぎたこと
どうでも、いいや…