武の釣り日誌

5歳でハゼを釣りを始めた少年が釣りに目覚めていく格闘の日々

第47回 報知グレ釣り選手権

2017-10-25 10:03:19 | Weblog
報知グレ釣り選手権といえば、磯釣りトーナメント界では言わずと知れた歴史と権威ある大会で、多くのメーカー大会の草分け的存在として知られています

47年という歴史の中で、磯釣り界をリードしてきた名人を多く排出してきました

そんな偉大な大会に参加させていただける喜びは計り知れません

今回は鳥取の後藤さん・磯江さんのお二人に声をかけていただき、途中で拾っていただき、大会が行われる宇和島市へ!


各地域でそれぞれの名手や腕自慢たちが続々と集結し、台風接近中にも関わらず、誰1人としてキャンセルすることなく集結し、熱気がすごいです(@_@)


受付・抽選を終え、いざ出陣です

予選リーグは安全を考慮し、全員波止または護岸からの釣りです

僕は第2グループで”マサカの丘”という初めて使う場所に行く事となりました

2年前にマサカという磯で僅差の末負けたので気合いを入れ頑張りました
朝は活性が高いかもしれないので、手返しよく良型を狙えるよう練り餌主体でする作戦です

狙い通り良いサイズも混ざりましたが、予想外の大型が掛かりなす術なく痛恨のハリス切れ。。。
しかし、大雨で練り餌がベトベトになりながらもなんとか逃げ切るような形で一勝!

その後は雨の影響でかなり活性が下がるもののその勢いで予選リーグ突破させていただきましたm(__)m



2回戦はタテイシバエにて、竹中選手と高野選手との試合です( ̄^ ̄)ゞ

竹中選手は初めて報知グレに参加した時に大敗しており、それからかなり練習するきっかけとなりました

高野選手は伝説的かつ天才的トーナメンターです
手返しの速さや的確な判断で、報知グレの名人位も獲得されておられました



そんなすごい方達と竿を並べられるだけでも最高の思い出となりそうです

そんな事を思う間もわずかしかなく、磯についてからの与えられた準備時間はなんと5分、試合時間はインターバル無しの30×3というタイトスケジュール(@_@)

針を結ぼうとした時にスタート。。。 (^_^;)

一番良いとされる船着きからスタートです

運良く誰よりもスタートが早くでき、魚の活性も高く開始早々に釣れます

30分があっという間にすぎ、釣り座交代です

しかし、活性が一気に下がり、釣れません
25分が経過した頃。。。

初めて報知グレに参加した時はこのギャップにやられ、負けました

隣の竹中選手の撒く撒き餌の近くで魚が海面直下で反転するモヤっとした感じが見えたような気がしました

もしかして、活性がないだけで浅いタナにまだいるのかなと思い、浅いタナで辛抱して流すと一尾拾えました

次の釣り座では高野選手も同じように浅いタナで瀬際を狙っておられましたが、僕の釣り座では自分のウキが見えません


なので、必殺棒浮き!
すぐに当たりがでますが、痛恨の高切れ。。。

その後なんとか一尾釣れ、ラッキーで2回戦も突破し、目標としていたベスト6に入ることがでました





結果表です

普段の報知グレであれば、初日はここまでなのですが、今回は2日目がかなりの悪天候なので決勝リーグの試合も1日目にすることに


決勝リーグの対戦は石村仁選手と池田翔悟選手です

池田選手は昨年から参加で、昨年報知の難しさに直面し、餌についての研究をはじめたりなど熱心で勢いある若手の1人です

今大会前にはよく連絡をとっており、サシエのガラエビや芝エビが手に入らないからということで5キロほど送ったりなど
よく知る相手です

石村選手は言わずと知れたスーパートーナメンターでいつもカッコいいスピーディな釣りをされる方です


試合前に浮かれる僕笑笑


さー試合開始じゃー!



ってガチガチになってます

結果は。。。



負けちゃいました(>人<;)

潮のせいでも場所のせいでも道具のせいでも餌のせいでもなく、単に技量や経験がなく、緊張からくる焦りなどのメンタル面だったりで負けたので、

気持ちのいいほどの負けっぷりでした(^∇^)

とはいえ、悔しい気持ちでいっばい

やりとりや撒き餌ワーク、魚の取り込みなど誰しもがはじめに学ぶようなことができてないことがわかりました

また、緊張から冷静な判断ができず、手前で楽に手返し早くいいサイズが釣れるのを見過ごし、沖に遠投。。。いつもの悪い癖です

また、一から出直しです!

お楽しみの懇親会では楽しい宴♬
勝ちも負けも関係なく楽しく飲んで、親睦です(^_^)

そんな宴会も終わり、布団に入ればぐっすり。。。


2日目、5位決定戦です
釣れないと噂の波止へ。。。

釣れない。。。380g-360gの20g差で負けちゃいました

一方、同じ波止で3位決定戦をしていた石村選手は1.5キロを釣り快勝

0ほどのウキにG2のガン玉を二個打ち、沈め釣りで3〜5分ほど流し、釣られたそうです
40分ハーフの80分の試合で3〜5分。。。

いい勉強になりました



優勝したのは池田選手!
おめでとうございます!


報知グレには優勝の先があるんです!
そう、名人戦です!

歴代の中で最も長きにわたる9期という間、名人の玉座を死守しておられる柳生名人への挑戦です!



大雨の中、名人戦の始まりです
場所はマサカの丘で、僕らの隣のリーグが試合をしていた場所です

前半は多くのことを学ぶべく柳生名人の釣りを固唾を飲んで見守ります

手返しの速さや仕掛けの投入点、撒き餌ワーク、合わせるタイミングや合わせ方など

今の僕には真似できることなんてほぼ無いようなテクニックばかりで、言葉では言い表せないほどの技の数々です

後半は池田選手の釣りを見ていましたが、テンポよく浅タナでキーパーをオキアミ主体で釣る、とてもシンプルかつ王道の数釣りという感じ

そして、気になる結果は。。。



27歳の最年少名人の誕生です!

何度か池田さんとは釣りに行ったことはあるのですが、普段はおちゃらけキャラで親しみやすいのですが、試合とあらば真剣かつ繊細な釣りをします

若手の活躍は今後釣り業界に大きな影響を与えることを祈るばかり!
心からおめでとうございます(^_^)


そして、柳生さんは僕にとって憧れの方、中学生のころからずっと教わってきたとても大きな存在でした

前日の懇親会でも勝つか負けるかはどっちも50%の確率!と懇親会では萎える僕に励ましのお言葉をいただいただけに感動の試合でした

長きに渡り、多くの挑戦者を退け栄冠を死守し続けた功績は誰にも破られることのない、栄誉だと思います

本当にお疲れ様でした

台風も近づいて来ていたので足早に帰路に着きました

最後になりましたが、盛大かつ最高の大会をしてくださった報知新聞社様、役員の皆様、はまざき渡船様、選手の皆様、大変お疲れ様でした

また、決勝リーグや5位決定戦などでサポートについてくださった方々、エールをくださった方々、対戦してくださった選手の皆様、本当にありがとうございました








〜番外編〜
磯江さんによる恒例のイタズラの餌食に。。。(¬_¬)?



木の枝とかペットボトルとかいろいろぶら下げるなぁ〜|( ̄3 ̄)|ブー

ちなみに前回はバナナ。。。⊂((・x・))⊃

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