蒸し暑い日が続いておりますが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか！？
暑い日はやっぱりキュウリやトマトやしそなどの夏野菜がおいしいですね！
ジャズ・ヴォーカリストのジミー・スコットさんが2014年6月12日に逝去されました。
スコットさんはホルモン異常の疾患によって変声期がないまま成人になり、
その独特の高音が評価されてプロとして高い評価を得るようになりますが、
その後、様々な試練があり、音楽以外の仕事をしながら1992年に再起を果たしました。
彼の声は一聴すると女性の声に聞こえます。
でも単に女性のような声というに止まらない何かを持っています。
トーキング・ヘッズの"Heaven"のカバー。
初めて聴いたとき、涙が止まりませんでした。
Everyone is trying to get to the bar.
The name of the bar, the bar is called heaven.
The band in heaven plays my favorite song.
They play it once again, they play it all night long.
Heaven is a place where nothing ever happens.
Heaven is a place where nothing ever happens.
みんなが行きたがるバー
そのバーの名前は「天国」という
その店では僕が好きな曲を何度でも
一晩中ずっと演奏してくれる
でも
「天国」というその場所では
何も起こらない
「天国」というその場所では
何も起こらないんだよ
理想の国「ユートピア」のようなものとして
夢見られる世界。
でもユートピアとはそもそも
「どこにもない場所」という意味でした。
結局のところ
泣いたり笑ったり
色んなことがあるからこそ、
人生は素晴らしい 。
この世界を享受すること。
ただそれだけだよと、
デヴィッド・バーンは言っているのでしょうか。
「天国」をテーマにしたアルバムを最後に
「天国」へ逝ったジミー・スコット。
ご冥福を心よりお祈りいたします。