よろず戯言

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マーレのアンチョビサンド

2021-12-28 16:15:45 | グルメ

 

ずいぶん前に購入して積んでいたゲームソフト。

ニンテンドー3DS版のドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち。

自分のドラクエ歴はファミコンのⅣからスーパーファミコンのⅥまでで、

ハードがプレイステーションに移って以降はプレイしていない。

オンラインRPGとなったⅩは、Wiiの初期からプレイしているものの、

ⅠからⅢまでⅦからⅨまで、飛んでⅪは未だプレイしていない。

ドラクエはにわかだったりする。

 

そんな積みゲーのひとつだった、ドラゴンクエストⅦ。

久しぶりに3DSを起動してみたら、Bボタンの効きがすこぶる悪い。

既にサポートが終了してしまった3DS。

完全に壊れてしまう前に積みゲーをクリアすべきと、

いくつかあるなかからチョイスして、ようやくシュリンクを剥すに至った。

 

 

ロムを差し込み電源を入れる。

絶海に浮かぶ孤島とともに序曲が流れ出す。

うおーっ!

これこれ!

やっぱドラクエはこれじゃなきゃ!

興奮しながらプレイ開始。

 

主人公はちんちくりんの少年。

緑主体の衣裳に身を包み、頭巾まで被った地味な少年。

他の歴代主人公たちと比較して、なんというか・・華がない。

いや、こんな地味なキャラでもきっとプレイしてゆけば愛着が沸くはず。

鎧も剣も盾も持たず、むさ苦しいターバンに薄い布地の服にシンプルで無骨な杖。

Ⅴの主人公のときだって、最初の印象は地味だった。

 

孤島の小さな漁師町から物語は始まる。

年に一度の漁のお祭り前夜から進む。

漁師の息子の主人公は、母親から、幼馴染から、王様から、王子様から、

おつかいや呼び出しなど様々な依頼を受けて、狭い島をあちこちめぐる。

 

おなべのふた装備。

ひのきのぼう装備。

ぬののふく装備。

マリベルにもやくそう持たせて・・・。

どくけしそうも持った方がいいな・・・。

 

動きがリアルだ。

マリベルかわいいな。

ホンダラいいキャラだな。

キーファの妹かわいいな。

バニーさんかわいいな。

 

・・・。

・・・・・。

いつスライム出てくんだよ!

 

プレイ開始から2時間経過しても、

スライムのすの字も出やしない。

もしかしてこの島、モンスターが存在しない?

なんか城下町のひとやお城の兵士もそんなことを言っていたような・・・。

いつまでも狭いエリア内で淡々と続くおつかいクエスト。

つまんなくなってやめた・・・・。

 

わずかなプレイ期間でも強烈に印象に残ったのが、

主人公の母親、マーレの手作り料理。

“アンチョビサンド”。

港に居る父親、ボルカノに渡しにいくだけのイベントアイテム。

これがしっかりとグラフィック表示されていて、実に美味そうに見えた。

 

 

作ってみようではないか!

そんなふうに思い、ゲーム内で登場したこのメニューを、

実際に作って食べてみることにした。

 

しかし・・・。

アンチョビってのは塩辛くて生臭い食べ物。

小さなイワシを塩漬けしてオイル漬けにした発酵食品。

これをそのまま食することはなく、調味料として使うのが普通だと思う。

そのままパンにはさんでサンドイッチの具にするには、どう考えても適当でない。

 

用意した材料。

 

アンチョビ。

単独で購入したのは初めてかもしれない。

 

まずはゲーム内のグラフィックにほぼ忠実に作る。

サンドされた中身は確認できないが、

パンからはみだした野菜、レタスとトマトのようなものは確認できる。

そこでサンドイッチ用のパンに、

レタスとトマト、そしてアンチョビをそのままはさむ。

アンチョビが塩辛いのでマヨネーズとかは入れない。

 

食べてみる。

・・・。

・・・・・。

まずくはないが・・・思った以上に生臭い。

パン生地が生臭さを吸って最悪だ。

それにやっぱり塩辛い。

アンチョビの量をほどほどにする必要がある。

よくいえば漁師めし。

漁師さんは生臭さも気にならず、塩分を欲するのかもしれない。

 

サンドイッチ用のパンにレタスをのせて・・・

 

スライスしたトマトをのせて・・・

 

アンチョビをのせて・・・

 

サンドしてみた。

まずくはないが、生臭ささがハンパない。

 

生臭さをどうするか?

火を通せばやわらぐかもしれない。

サンドイッチ用のパンはやめ、食パンとともにトーストすることに。

他に生臭さを緩和する手段・・・臭いの強い食材で相殺する。

チーズとスライスたまねぎを使用することに。

 

食パンにアンチョビ。

チーズを一枚のせてトーストする。

焼けたそれに、まずはスライスたまねぎをのせてから、生野菜のレタスとトマトをのせる。

もう一枚のパンではさんで完成!

 

食べてみる。

・・・。

おっ!

これは美味い!

生臭さはずいぶんと消えた。

アンチョビとチーズの塩味だけで、ドレッシングやマヨネーズは要らない。

ペロリと食べた。

 

ふつうの食パンにアンチョビをのせ、

スライスチーズをのせてトースト。

 

スライスたまねぎをのせ・・・

 

レタスとトマトをのせてサンドする。

 

だが、やっぱりアンチョビの生臭さはパンとの相性はよろしくない。

細かくすり潰して、バジルやニンニクなんかと和えてソースにして、

そして生野菜に少量たらしてサンドしたら、イケるかもしれない。

さらなるメニューを考えてはみたが、面倒くさいのでそれ以上は追及しなかった。

気が向いたらいつかやろう。

 

ドラクエⅦのプレイ再開も、気が向いたらいつかやろう。

 

ボルカノさんがうまそうに食べるのよこれ。

肉体労働の厳しい漁師は、やっぱ塩辛いものを欲するのかも。

 



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