よろず戯言

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あんず

2012-07-25 01:05:37 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介。

今回は千曲の、“あんず林”

 

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長野県北部に位置する千曲。

周辺とループしているので、立ち寄る機会も多い。  

 

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物件はすべて“あんず林”で、5,000万円・10%で統一。

臨時収入も発生しやすいので買い占めておきたい。

 

長野県北部に位置する千曲市。

千曲川流域にあった自治体が平成の大合併によって合併して誕生した市。

上杉謙信と武田信玄の“川中島の戦い”の戦場となった場所もあり、

姥捨山や、戸倉上山田温泉、善光寺街道など、歴史のある町。

 

Photo

あんず。

直方市 ふくち山麓はな公園にて。

 

江戸時代、松代藩時代に森地区を中心に、大規模なあんずの植樹がなされ、

以降、現在に至るまで、国内トップクラスの生産量を誇り、千曲の特産品となっている。

現在は、“あんずの里”として、観光地ともなっていて、

あんずの花咲く4月と、収穫期である6月下旬から7月にかけて、

あんず祭なるものが開催されているとか。

 

そんな、あんず、駄菓子のあんずボーをはじめ、

あんずジャムや、あんず酒、ドライフルーツとして馴染みがあるものの、

実際の果実を見たことがなく、食べたこともなかった。

 

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あんずボーと、あんずちゃん。

どちらも、あんず駄菓子のミナツネ製。

プレーンヨーグルトに入れると最高の美味しさ。

 

昨年の今頃、スーパーで売られているのを発見。

まばゆい黄橙色!

梅以上、スモモ未満のピンポン玉くらいの大きさ!

これが、あんずか!

パッケージの表示をみると、桃鉄にもあった長野県千曲産。

けっこう高かったが、迷わず購入して、さっそく食べてみた。

 

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あんず

 

だが・・・まったく美味しくない。

どちらかというと、まずいくらい。

桃やスモモのように、瑞々しいわけでもなく、パサパサとして且つねっとりしていてる。

桃のように甘いわけでもなく、スモモのように甘酸っぱくもない。

香りもない・・・あんずってこういうものなのか?

 

がっかりして、千曲にある あんず菓子専門店から、

通販で干しあんずや、甘露煮などを取り寄せて食べた。

甘酸っぱくて、とびきり美味しかった。

どれもプレーンヨーグルトとの相性が抜群だった。

あんず・・・美味しいじゃないか。

 

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贈答用にも購入した。

また食べたいな。

 

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奥:杏花の実(あんずの砂糖煮)

右:天日干しあんず

左:あんずグラッセ

 

Photo_9   

あんず最中。

あんずジャム?がたっぷり入って甘酸っぱい!

  

で、今年もまた、あんずの季節がやってきた。

そしてスーパーに並ぶあんず。

昨年食べたあれは、きっと熟れすぎか何かで美味しくなかったんだ。

リベンジだ!そう思って、今年もまたあんずを購入。

出始めのあんずは、きっと甘酸っぱい香りと味で美味しいはず!

 

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・・・・・。

昨年食べたものと同じだ。

美味しくない・・・。

やはり あんずというものは、こういうものなのだろうか?

別のスーパーで、別の生産組合が出荷したものが売られていた。

試しにそっちも購入してみた。

・・・・・。

美味しくない・・・。

 

ネットで調べてみると――、

あんずは甘みも酸味も少なく、あまり生食に向かないとのこと。

ただし、果実酒やシロップ漬け、ドライフルーツなどに加工すると、

香りも際立ち、とても美味しくなるのだそう。

そういうことだったか・・・。

 

買いまくって持て余したあんずを、お酒にすることにした。

ついでに、生協に「ジャム用あんず」が出ていたので、注文した。

が、生で食べてみると、このジャム用が一番美味しかった。

どういうこった?

 

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果実酒用の瓶と、ホワイトリカーを購入。

氷砂糖は、お母んが使いかけたものを分けてくれた。

分量も量らず、適当に作っていると、

「ちゃんと量って作らんと、腐るばい!」と、お母ん。

えっ!?果実酒って、そんなにデリケートなもんなの?

 

しかし、もう遅い。

男の料理?に、細かい分量は要らないんだよ!

レシピだと、ホワイトリカー1.8リットルに対し1kg入れるべき あんずを、1.5kgくらい入れた。

でもって、200g入れるべき氷砂糖は、適当に放り込んだ・・・。

あまり甘くしたくなかったので、氷砂糖は心持ち少な目に入れたつもりなのだが・・・。

 

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途中で腐りませんように・・・。

 

1ヶ月後くらいから飲めるようになるらしい。

(3ヶ月後くらいが飲み頃らしいが)

途中で腐らずに、ちゃんと美味しいあんず酒ができるだろうか?

二週間経過したが、あんずの実が、いくつか黒ずんできた。

腐っているのか?

ちゃんと発酵しているのか・・・? 

 

 

あんずといって、忘れてはならないものがもうひとつ。

デザートの“杏仁豆腐”

あの、なんともいえない香りと、やさしい甘みはたまらない。

濃厚な味で脂っこい中華料理を食べたあとに食べると、

その香り、甘み、やさしい口当たりに、思わずうっとりする。

 

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コンビニで売っているヤツが、とろとろで美味い!

 

“杏仁”とは、あんずの種の中の仁のことであり、

これを乾燥させて粉末にしたものが、

杏仁霜(アーモンドパウダー)と呼ばれ、あの香りの素になっている。

お菓子作りが趣味のひとには、おなじみの材料らしい。

(自分は全然知らなかった・・・)

古くから漢方薬の原料としても珍重されており、

松代藩で栽培が始まったのも、この杏仁の生産が目的だったという説も。

 

いいね、あんず。

生食はがっかりだけど、加工したものはどれもいい。

あとは、あんず酒が美味しくできればいいが、果たして・・・。

 

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あんずの商品いろいろ。

あんず寒天は、“寒天”じゃなくてゼリーだった・・・。

(豊橋ゼリーみたいな、固いやつ)

 

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あんずといえば、このお酒。

甘いので、水で割って氷をドッサと入れていただく。

 

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最近見つけたもの。

杏露酒に、うらごし果肉入りの“にごり”タイプが登場。

これまた美味い、そして甘い。

 

 



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