黄色の人気者

先日10日に、統一地方選挙が実施された。

自分の住んでいる福岡県でも、県知事と県議会議員の選挙が行われた。

自分も早めに家を出て、出勤前に投票所に行った。

　

先月発生した東日本大震災の影響で、

有権者のほとんどは、選挙への関心が薄れてしまっていた。

被災地の方々には選挙どころではないだろう。

実際に延期する特例法案が可決され、宮城県や岩手県では選挙の延期が決定していたし、

浦安市のように予定どおり開催できなかった自治体もある。

　

テレビや新聞でも、震災がなければ、

リビアの紛争やコートジボアールの内戦などとともに、

今回の統一地方選挙が連日 特集されたこどだろう。

　

大胆なマニフェストを掲げ国民の期待を一身に受け与党になるも、

しょうもないパフォーマンスと上層部の度重なる醜態で支持率も地に落ちた民主党。

それに牙を剥き、重要法案の審議そっちのけで、重箱の隅をつつくように民主党を追求し、

停滞する経済も国民の生活不安や不満もカンケーない自民党。

はっきりいって、どっちもどっちで、もう政党政治なんか廃止しろ！と言いたくなる。

　

そんな興ざめムードで行われた統一地方選挙の前半戦、

史上最低の投票率を記録した。

国民の政治への無関心さと期待のなさが窺える。

「どこが与党になっても、だれが首相になっても一緒」

そんな感じだろう。

　

だが、こんなときだからこそ逆に、

政治に愛想を尽かしてさじを投げるのではなく、

しっかりと考えて決めなくてはならないと思う。

とくに被災地や首都圏以外の地方自治体においては真剣にならないといけない。

　

被災地が混乱し、経済がますます停滞するなか、

その他の自治体が底力を発揮して、日本を支えなくてはならない。

どこもかしこも気力を無くして、ふぬけた馴れ合い運営をしてたんじゃ、

復興どころか、ますます日本は沈み込んでいってしまう。

　

今月末には後半戦が予定されている。

自分の住んでいる自治体でも、町長と町議選が行われる。

次もきちんと投票するつもりだ。

有権者ならば、その権利を放棄することなく、きちんと行使して欲しい。

「票を投じたい候補者が居ない」という人も、白票というのも意思表示のひとつ。

決してムダな行動ではないのでそれでも選挙に向かうべきである。

　

　

さて・・・・ガラにもなく選挙のことをつらつらと述べたが、本題はここから。

選挙管理委員会の広報誌などに、あるマスコットが載っている。

財団法人・明るい選挙推進協会のマスコットキャラクターで、名前は“めいすいくん”。

　

　

　

　

　

　

ピカチュウ・・・・。

ひこうタイプが追加されている。

　

ずっと前から思っていたのだが、誰もなんとも突っ込まない。

ひょっとしたら自分だけ、そう思っているのかも知れない。

だが、黄色の体色，にっこり大口，つぶらな黒目，頭のシマ模様（投票箱の穴でシマではないらしい）、

さらに生み出されたのが平成12年。

ポケモンが大ブームになり、ピカチュウの知名度も全国区になっていた頃！

デザインした方、意識していなかったかな？

たまたま似ただけかな？

ショボいパクリ具合だが、わりとこのキャラクター好きだったり。

　

　

　

福岡市を中心に賃貸不動産展開している会社、その名も“ルーム”。

実にストレートで分かりやすい社名であり、

キャラクターのパクリ具合も、実にストレートで分かりやすい。

ただ、このマスコットキャラクターの名前が判らない。

顔は本家とまったく同じ。

本家ではギザギザのしっぽが、レッサーパンダのような太くて丸いものに。

これはめいすいくんよりも確信犯的だろう。

関係者から反論来ようが、自分は絶対にそう思う。

　

全国探せば、まだまだたくさん居るであろう、偽チュウたち。

中国産の花火のパッケージに、偽チュウを筆頭に、

その他、偽デジモンや偽スライム、そしてなぜか偽ファービーが同居しているのもあった。

まあ潔く丸ごとパクっているのは、いまのところ韓国のパワモンに勝るものはないと思う。

いや、めいすいくんや、ルームのキャラクターをこれらと混同してはいけないが・・・。