よろず戯言

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ホタルイカ

2013-04-26 00:24:17 | グルメ

春の盛りに旬を迎える海の幸、ホタルイカ

暗い海のなかで昆虫のホタルように、群で発光するためにこう名付けられた。

回遊する地域は国の天然記念物にも指定されていて、

漁には解禁日などが設けられていて制限がある。

ホタルイカが獲れる富山県の滑川市には、

“ほたるいかミュージアム”なる施設も建てられている。

 

過去に郵便切手の意匠・図案にもなっている。

35円 普通切手

ふるさと切手

なぜか富山のふるさと切手をシートで所有していた。

 

2月頃からスーパー等で、ボイルされたものが出回り始める。

今年も出始めから、このホタルイカをちょくちょく味わっている。

 

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ボイルされたホタルイカ。

比較的安価で買いやすい。

  

ホタルイカはひとくちサイズの小さなイカで、

たいていそのままボイルされたものがパックに詰められて売られている。

これを からし酢味噌でいただく。

耳からわた(内蔵)も、ゲソも丸ごとパクリと食べる。

固い目玉がちょっと気になるが、噛まなければどうということはない。

これがおつな味で美味い。

春の味覚だ。

 

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からし酢味噌でいただく。 

 

だが、ずっと疑問に思っていたことがあった。

なぜ“生”の状態のホタルイカは売られないのだろう?

これだけ輸送技術が発達しているのだから、

“活きホタルイカ”が流通してもおかしくないのではなかろうか?

 

・・・で、調べてみた。

ホタルイカの産地、富山県では現に生食も行われているらしい。

が、生きたままの輸送はまずムリで、

さらに生身も非常に傷みやすく、生のままの輸送は厳しく、

生のホタルイカを輸送する際は冷凍するしかないのだという。

冷凍の生ホタルイカならば、通販で購入できることも解った。

が、イカを冷凍すると、風味、食感がガクッと落ちるのは周知の事実。

ホタルイカの生食は諦めた。

いつかホタルイカが旬の春に富山へ行く機会があるならば、ぜひそのときに賞味したい。

 

それからホタルイカの生食は奨励されていない。

内蔵に食べた人にも危害を及ぼす強い寄生虫が生息しているらしく、

内蔵を取り除くことはもちろん、死んだ個体は身に移っていることもあるので、

やはり生食はできるだけ避けた方が良いようだ。

うーむ・・・刺身はヤリイカやスルメイカでいいや。

 

で、ホタルイカのもうひとつの味といえば、通年味わえる沖漬け。

 

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いろいろ食べていちばんお気に入りの商品がこれ。

モンドさんのチョイスは伊達じゃない!?

  

これがふつうのイカの沖漬けとは異なる、独特のプチッとした食感で旨い。

ご飯が何杯でもいけてしまう。

いろんなものが売られているが、味や歯ごたえにけっこう違いがあり、

どれもこれも美味いとは限らない。

あまり好みでないものに出会ったときはがっかりしてしまう。

 

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ご飯がススム!

 

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ほたるいか醤油漬けなんてのもあった。

沖漬けの方が好きだな。

 

で、富山のホタルイカを扱っているお店をいろいろ見ていると、

福岡では見かけない、美味しそうなものが他にもあったので、通販で取り寄せてみた。

 

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どれも酒呑みのための商品みたいだ。

 

ホタルイカの煮干し,干物,みりん干し,一夜干し。

お値段は少々高めだが、どれもこっちでは味わえないものばかり。

大きいデパートや乾物専門店に行けば、売られているかもしれない。

でもまあ、どれも美味しかったので満足。

送料無料にするため、他にもカマスやゲンゲの一夜干しとかも購入した。

 

 

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パッケージにも書かれていたが、かるく炙ると柔らかくなって最高に旨い。

 

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煮干しはご飯にも合う。

 

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干物は完全におつまみだな。

 

ボイルや生のホタルイカ、5月いっぱいまでは食べることができる。

イカ好きで食べたことのない方はぜひ今季の食べられるうちに。

イカの塩辛などが好きな方は、沖漬けもおすすめ。

 

 

 

 



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