ジューシードロップスケッチ

この春から、ガンダムユニコーンを観るため、

休日である日曜日も、平日と変わらない時間に起きてテレビを観る。

ユニコーンの後に始まる、戦隊モノ、"動物戦隊ジュウオウジャー"もそのまま惰性で観る。

どれ最近の戦隊モノはどんなだろうな･･･。

「うわっショボ！」「武器もロボットもオモチャくせぇ！」

当初バカにして観ていたが、小さい頃に真剣に観ていた、

ゴレンジャーやサンバルカン，ゴーグルファイブなんかも、大人目線だと きっとそうだったのだろう。

　

ただ、これが観始めるとなかなかどうして面白く、

毎回パターンはほぼ同じなのに、見入ってしまう。

強面の役の多い、寺島進がひょうきんな役やってて、エンディングで楽しそうに踊っているし･･･｡

なによりも、アオレン･･いや、ジュウオウシャークの娘がかわいい！

もちろん変身前の人間の姿のときだぞ。

柳美稀ちゃん、ジュウオウジャー終わった後も活躍してほしい。

戦隊モノって終わった後も続けて活躍できる俳優さんて、ほとんど居ないよな。

自分が知ってるのは、さとう玉緒と照英くらい。

　

ああ、ジュウオウジャーで話が膨らんでもうた･･･｡

それで、ガンダムユニコーン、動物戦隊ジュウオウジャーを観た後に、

チャンネルを変えて、ポケモンの情報番組、"ポケモンの家あつまる？”を観る。

今さら購入してプレイし始めたポケットモンスターXの情報収集と、

息子や甥っ子の話についていけるよう、最新のポケモン情報収集にとぼんやり観ていたが、

これがなかなかどうして面白い！

あばれる君って、こんな面白い芸人さんだったのね。

どんな些細なことも、汗だくで真顔で真剣にやるから笑えてしまう。

ちょっとエガちゃんに通じるところがあるな。

あと、りんかちゃんも可愛い。

　

････。

けっきょく、ガンダムユニコーンよりも、

ジュウオウジャーやポケモンの家の方を楽しく観ているような現状だ･･･。

まあ、日曜の朝っぱらから、そんな子ども向けの番組を視聴していて、ひとつ気になるCMがあった。

これが、8月に入ってから放映されなくなったため、どの番組枠で放映されていたCMなのか覚えていない

ガンダムのときは、ほとんどバンダイとかのそれ系のCM。

ジュウオウジャーのときは、タカラトミーのそれ系の玩具や、お菓子のCM、あとランドセルや学習ノートなどのCM。

ポケモンのときは、タカラトミーのそれ系の玩具に、ポケモンヌードルとかのCM。

たぶん、ガンダム以外のどっちかで放映されていたであろう、問題のCM。

　

　

「これ以上は耐えられないさ！」

高学年の少年が生意気そうな少女ふたりを引き連れて、不敵な笑みを浮かべて言い放つ。

少年は手にペンのようなものを持ち、手のひらに置いた物体に何か描いている。

対峙するのは、それより下級生と思しきメガネの少女。

挑発してきた上級生たちを、不安そうに見上げながらも、

この少女もペンのようなもので、手のひらの物体に何かを描いている。

その少女の後ろで心配そうに見守る二人の少年少女。

　

　

　

「耐えられないだと！」

いきなりメガネの少女の脇に現れる覆面レスラー。

「やれ！キミならまだイケる！」

「もっとだ！！」

むちゃくちゃ力んで、メガネの少女をやかましく まくし立てる覆面レスラー。

　

　

挑発してきた少年は、ペンをとめ、手のひらにあった物体を口に放り込む。

酸っぱそうな苦悶の表情を浮かべる。

だが、メガネの少女はまだ描き続け、そうして少し頬笑み、

直接口にペンの中身を注ぎ込むと、そのまま一気に手にしていた物体も頬張る。

その瞬間、「勝ったのはキミだ！！」と、覆面レスラーがメガネの少女を称える。

巻き起る歓声と、酸っぱい表情をしながらも喜ぶメガネの少女。

何を以て勝敗が決したのかイマイチ判らない。

「ジューシードロップスケッチの刺激を体験してね！！」

最後に商品の画像が出て、覆面レスラーの声で そう紹介して終わる。

　

　

･･･？！

なんだこれ？

初めて観たとき、そのインパクトにやられた。

この商品が日本のものでもなければ、CMも向こうのものだと判る。

アメ公のCM、奇抜で面白いなあ。

大体、あの覆面レスラーは何なんだよ！

向こうのスター選手か何かかな？

そんなことを考えた。

　

しかしこのお菓子、ジュシードロップスケッチだっけ。

このCMを毎週観ているうち、この商品を食べてみたくなった。

どんだけ酸っぱいのか確かめてやろうじゃないか。

酸っぱいものは好きな方。

レモンだってそのまま食べることができる。

さすがにスライスレモンで、劇団ひとりみたく丸かじりなんてできやしないけれど。

それにうちのお母んが漬ける梅干しは、最強とも言える酸っぱさ。

紀州・和歌山のひとも、眉間にしわ寄せるはず。

あれを子供の頃から食ってきた。

　

　

ジューシードロップスケッチ、ソーダ味とグレープ味の二種。

　

そうしてスーパーでこれを発見して購入してみた。

味はソーダ味とグレープ味の二種類。

ひとつ200円と高価なお菓子だった。

こういう遊びながら食べる系のお菓子って、可食部少ないクセに割高なんだよな。

でもって、大抵美味しくない。

ねるねるねるねとヤンヤンつけボーが奇跡の美味しさだ。

　

キャンパスになるソフトキャンディは6個入り。

ソフトキャンディに文字やイラストを描くジェルペンがセットになっている。

　

手に入れたジューシーﾄドロップスケッチ、さっそくこれをいただく。

外袋を開けて、ソフトキャンディを小袋から取り出す。

表面がオイルでかなりべたつく。

とても手のひらに乗せようとは思わないベタつき。

真夏の高温のせいで、油成分がにじみ出してそうなってしまったのかもしれない。

そして付属のジェルペンの封を開ける。

こちらは味が対称になっていて、ソーダ味にはグレープ味のジェルペン、

グレープ味にはソーダ味のジェルペンが入っている。

　

　

やたらベタつくソフトキャンディ。

　

小皿にソフトキャンディを乗せて、ジェルペンを手に持ち、

さっそく何かイラストを描こうと思ったのだが、

ジェルがドロドロで、イラストどころか文字すら書けない。

キャンパスたるキャンディが、もっと広ければいいのだろうが、

この小さい面積に、このドロドロのジェルで何かを描こうったって無理。

ドロドロなうえに、ジェルの途切れも悪いので点を付けるのも無理。

パッケージにあるイラストなんて到底無理。

CMで描いていたハート模様も無理。※

　

これでどうやって絵を描けと？

　

このジェルのドロドロなのも、もしかしたら暑さのせいかもしれない。

まあ、イラストが描けないのは仕方がないとして、

その刺激を体験しようじゃないか。

みせてもらおうか、ジューシードロップスケッチの酸っぱさとやらを！

身構えたりせず、おもむろに口に放り込んでみた。

　

･･･。

････。

なんだ･･全然酸っぱくないんだけど？

おそるおそる噛んでみる。

ハイチュウなどと比べると、弾力がなくてべちょっとした食感。

じんわりと甘ったるい、そしてやたらオイリー。

オイリーなのが奏してか、歯には付きにくく食べやすい。

　

米粒や白髪に文字を書くひとでも、このジェルだとうまく書けまい。

　

酸っぱくない、まるっきり酸味がない。

ただ、外国のお菓子にありがちな、不健康そうな大味な甘ったるさ。

ソフトキャンディもジェルも。

とすると･･･あのCMやキャッチコピーはいったい何なんだ？

欧米特有の大袈裟なコマーシャルだとしても、

甘味のみで酸味がまるでないこの味で、あれはないだろう？

こんなんで眉間にしわ寄せて酸っぱがってちゃ、うちのお母んの梅干し食うたら失神するわ。

ひょっとして"刺激”っていうのが、酸っぱさではなかったのか？

いや、でも他に刺激的な感じは皆無だったし･･･謎は深まるばかり。

　

後から気付く、メイドインチャイナ！

おぎゃぁぁぁ！！

　

不健康そうなカラーだが、合成着色料不使用をうたっていた。

中国製っていうだけで、それ以外の不安要素満載である。

 

このブログ用にハロとかザクとかを描くのにチャレンジしてみたが、

どう頑張っても無理だった･･･｡

やっと認識できるものが描けたのがこれひとつだけ。

文字とか絶対に無理だわ。

　

　

Señor Sour's Juicy Drop Taffy Commercial

海外版のオリジナル？のCMは見つけられたが、日本版の動画が見つけられなかった･･･｡

これ英語じゃなくて、スペイン語だよね？

てことは、アメリカの製品じゃないのか。

あとこれ観て気付いたが、日本で販売されていたものとパッケージが違うし商品名も異なる。

なんだかレモンみたいなのが描かれている。

でも日本版CMで紹介されていたパッケージは自分が購入したものと同一。

オリジナルは酸っぱいけれど、日本版はそうじゃなくなったとか？

酸っぱくないのに、CMはオリジナルをそのまま吹替えて使っちゃったとか？

謎だ。

　

※オリジナル版と思われる海外版では"ONOMAS"と、

意味の解らない単語を書いているが、日本版ではハートを描いていた。